筆をゆっくり動かして、渦が広がるようにグルグルと描いていきました。渦の形は、三角でも四角でも、OK。そんな時は、カクカクと描きます。黒を混ぜた輪郭線と白を混ぜた塗りが花に立体感を与えます。

中学年平面作品-グルグルカクカクふしぎな花

作品イメージ
【用具材料】
4つ切り画用紙
ポスターカラーマーカー
サインペン マーカー等

【制作手順-8時間 対象-3年生】
1.絵の具のにじみを利用して画用紙に色を着ける。
2.絵の具でグルグルした花やカクカクした花を描く。
3.茎や葉を絵の具で描き、模様をポーターカラーマーカーで描く。
4.周りの様子をサインペンやマーカーで描く。

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制作過程写真解説


1.パレットの広い部屋に水をたくさん入れて絵の具を溶く


2.水道で画用紙に水をかけその上に絵の具を垂らす

3.絵の具の広がっていく様子を観察する

4.絵の具の動きが止まったら画用紙を揺らし広げる

5.再び水道で画用紙に水をかけ、別の色を垂らす

6.同様に画用紙を揺らし、絵の具を広げる

7.一部に霧吹きで洗剤を吹き付け、模様を作る

8.黒を混ぜた色で、花の形を描く

9.白を混ぜた色で花の中を塗る

10.黒を混ぜた色で茎と葉を描く

11.白を混ぜた色で葉の中や茎の横を塗る

12.花や茎、葉の上にポスカで模様を描く

13.サインペンで花に集まる物や生き物を描く

14.完成作品

15.完成作品

補足説明

・日文の3.4年上の教科書に「グルグルカクカク」という題材がある。絵の具の入門的な内容で、筆の動かし方に重点を置いて取り組むものである。 実践してみると残念ながら筆をグルグルと動かして線を楽しむことはできるが、作品にすることが難しかった。 そこで、白と黒を使い、輪郭と内部の2つに分けて描いていくことで、1枚の作品としても完成できるようにしたのが、 この「グルグルカクカクふしぎな花」である。
・時間配分は、1-7を2時間、8-9を2時間、10-12を2時間、13を2時間である。
・最初の1-7の2時間は、画用紙に色をつけるのと同時に、水と絵の具の作り出す模様を楽しむ活動でもある。 絵の具が濡らした画用紙の上で広がっていく様子や傾けた画用紙の上を模様を作りながら流れて行く様子を楽しむことができる。 2色目は仲間の色を使った方が美しくできるので、その説明をしてから2色目に入る。 その間に画用紙が少し乾くので、もう一度水道で濡らしても前の色が流れすぎることがない。
・霧吹きの中には、台所用洗剤をかなり薄めた物を入れた。これをまだ乾いていない絵の具の水たまりに吹き付けると界面活性剤の働きで、 水がはじかれるように動き、模様ができる。かけすぎに注意する。
・描画はすべて下書きなしで行う。グルグルした線やカクカクした線で不思議な花を表現する題材である。
・1色または2色で花の形と内部を塗る。その時、形を描くときには、線をはっきりさせるため、黒を少し混ぜて描き、内部や線の横を塗るときには、線との対比が強くなるように白を混ぜた色を使った。
・花は、中心から描きはじめ、ある程度の大きさになったところで止めて、花びらに移る。 大きさの目安として、握り拳より大きくなったら止めて、花びらを描くことにした。
・花の中心は渦巻き状に1本の線で描く。渦巻きの形は、円でも四角でも三角でもかまわない。 花びらの形もどんな形でもかまわないが、花びら一枚に付き、1本の線で一筆描きのように描くことにした。
・ポスカとサインペンの使い分けは、濃い色の上に描くときにはポスカ、薄い色の上にはサインペンを使うと良い。 ポスカはアクリル系の不透明色なので、濃い色の上に使ってもきれいに発色する。ただ紙をこするように塗ると紙を傷めてしまうので、 塗りには適さない。そのため花に集まる生き物を描くときは、サインペンを使った。
・花の周りに集まる物は、蜂や蝶といった昆虫でもよいが、「ふしぎな花に集まるのだから、ふしぎな物が集まってきていいんだよ」というと発想が広がる。魚が集まれば、水の中にさく花に思えるし、宇宙人やUFOが集まれば、宇宙に咲く花になる。

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