コンピュータアートに挑戦「曲線とグラデーションで」の別バージョンです。背景の曲線を別の紙に描き、その上に絵を貼りつけて下絵を作成したところと、線の色を「黒」と「白」どちらかで描くことにしたところが、前回と変わっています。

心に浮かぶ夢の世界-曲線とグラデーションで Ver2

>線とグラデーションで
作品イメージ
【用具材料】
アイディア用プリント(A3上質紙に印刷)・A3上質紙(背景用) ・輪ゴム・紙帯・A3トレーシングペーパー・はさみ・のり
鉛筆・油性黒マーカー
4つ切り色画用紙
彩色時の使用ソフト  Adobe Photoshop Elements

【資料】
「Adobe Photoshop Elements」の使い方PDF
取り込み設定等画像準備の仕方PDF

【制作手順-16時間 対象-6年生】
1.テーマを決め、それから連想される事柄をそれぞれが重なるようにアイディア用プリントに描く(2時間)
2. 白紙のA3上質紙に束ねた鉛筆で、背景用の曲線を描く。(1時間)
3. 1で描いた絵を切り取り、背景の曲線の上に貼る。 (1時間)
4. 曲線を一部消しながら、貼りつけた絵以外に周りに絵を描き足していく。 (1時間)
5.できた絵にトレーシングペーパーを重ねて黒の油性マーカーでトレースする。 (1時間)
6. 練習用ファイル1  を使い、コンピュータ上で明度や色相を少しずつ変化させながら色を塗る練習をする。(2時間)
(注 練習用ファイルを実際に使用する場合は、Photoshop Elementsで開いてPSDファイルとして保存しなおしてください。)
7. スキャナで取り込んだ絵の曲線部分に少しずつ色を変えながら色を流し込み、グラデーションになるように塗る。(2時間)
8.絵の部分に自由に色を塗る。(2時間)
9.絵に陰影を入れる、早い子は模様を入れる(2時間)
10.印刷された絵を色画用紙に貼り、周りに飾りをほどこす。(2時間)

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制作過程写真解説


1.プリントを使い2つのかたまりで絵を描く

2.束ねた鉛筆で曲線を描く

3.全体に曲線が描かれたところ

4.プリントに描いた絵を切り取る

5.背景にのりで貼る

6.線を消して周りにも絵を付け足す

7.トレーシングペーパーに写す

8.下絵とトレースしたもの

9.背景から塗りはじめる

10.線を白にしたい場合は、絵を反転させて、黒い部分を彩色

11.背景がグラデーションで塗られたところ

12.陰影をつけると立体感が出る

13.ペンツールでハイライトを入れてもおもしろい

14.カスタムブラシで細かい模様を描いたもの

15.プリントアウトしたものを色画用紙に貼る

16.色紙を使って、周りに模様を付ける

17.完成作品

18.完成作品

19.完成作品

20.完成作品

21.完成作品

補足説明

・コンピュータにしろ絵具にしろ、大切なことは、何を描くかである。日文、5.6年下の教科書の題「心に浮かぶ夢の世界」をそのまま使い、心に浮かぶ夢の世界を各自が表現した。まず、テーマを考え、そのテーマに沿って何を描くかを考えさせた。 たとえは、お菓子の世界なら描くものは「ケーキ、プリン、ドーナツ」などとなるが、それだけでは広がりがない。3時のおやつということばから、「時計」を描いたり、お菓子の家から、童話の場面を思い浮べたりしてイメージを広げていくことが必要である。
・描く形も花ならひまわり、動物ならうさぎなど画一的なものになりがちである。時間があれば、同じ題材でもいろいろな形、描き方があることをお互いの絵を通して学習するような機会がもてるとよい。今回も、この学習の前に、「形を楽しもう表 」のプリントを使い形を工夫しながら描く学習を行っている。
・絵は描くものの大きさが肝心である。大きすぎると密度が足らない絵になるし、小さすぎると色がぬりにくかったり迫力に欠けたりする。今回、中心となる絵をアイディア用プリント描かせたのは、枠を示すことにより大きさを意識させるためである。また、この手だてでも適度な大きさに描けず絵が小さすぎる子は、プリントに描いた絵を拡大コピーして渡すと良い。
・絵と背景を別の紙に描いたことにより、絵を貼りつける際、背景の曲線に沿った切り込みを入れて、差し込むようにして貼ることもできる。
・スキャナで読み取った線は黒で、白い部分に色を着けていくことになるが、最初の段階で、コンピュータ上で、白黒を反転させることもできる。こうすると、線色は白で、黒い部分に色をつけていくことになる。
・コンピュータ操作の慣れ具合や絵の細かさなどによって作業の進み具合に差がでる。そこで、最初は教師が用意した課題で操作の練習を行うようにした。ここで、基礎的な技能を身につけるが、自分の作品を塗っているわけではないので、この時点では差がでない。
・上に授業の流れと時間を記しているが、子どもによっては、2時間ですべて色を入れてしまう子もいれば、4時間かかっても色が入らない子もいる。そこで、できた子に対する課題を用意することが大切になる。今回は、最初の2時間は「色を入れる」次の2時間は「陰影を入れる」、次の2時間は「ブラシで模様を入れる」という課題を用意した。課題は、前の課題ができていなければしなくてよいこととした。(できていれば必ずする)
ところで、できた子の課題は、絵がさらに良くなるもので、工夫のできるものである必要がある。
・前の実践コンピュータアートに挑戦「曲線とグラデーションで」に書いた説明は割愛しているので、そちらも参考にしていただきたい。

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