ローラー転がしやスポンジ、にじみなどを使って画用紙に色をつけます。色のついた紙にさらに模様をつけて、オリジナルの色画用紙を作ります。こうしてできた色画用紙を組み合わせて、真夜中にどこからともなくやってくるサーカスの謎に満ちたピエロを想像しながら作っていきます。

図画工作中学年平面作品-真夜中のピエロ

真夜中のピエロ
作品イメージ
【用具材料】
8つ切り画用紙 1人につき5枚
黒と白の色画用紙-目を作るためのもの-16切り 1人各1枚
背景用黒色画用紙 1人1枚

【制作手順-9時間 対象-4年生】
1.8つ切り画用紙にローラーやスポンジなどを使って色をつける(2時間)
2.色のついた紙に細かい模様をつける(2時間)
3.顔を作る(2時間)
4.体を作り背景の黒画用紙にピエロを貼り背景のもようを入れる(2時間)
5.仕上げと鑑賞(2時間)

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制作過程写真解説

真夜中のピエロ
1.スポンジでたたくようにして色をつけているところ
真夜中のピエロ
2.2色目は1色目に少し重ねるようにして色を置く
真夜中のピエロ
3.ローラー転がしで色をつけているところ
真夜中のピエロ
4.いろいろな方向から転がすと良い
真夜中のピエロ
5.刷毛で色をつけているところ
真夜中のピエロ
6.刷毛の線で流れが感じられるように
真夜中のピエロ
7.濡らした画用紙に水の多い絵具を置くように塗る
真夜中のピエロ
8.うまくにじまなければ、紙を傾けて水を動かしてもも良い
真夜中のピエロ
9.5枚の紙に色がついた
真夜中のピエロ
10.顏にする2枚を残して、半分にする
真夜中のピエロ
11.綿棒で点を打つ
真夜中のピエロ
12.絵の具のついたビー玉を転がす
真夜中のピエロ
13.筆の柄をたたいて、絵具を飛ばす
真夜中のピエロ
14.ダンボールやプチプチマットなどでスタンプ

真夜中のピエロ
15.色紙の完成 友達と交換しても良い

真夜中のピエロ
16.8つ切り2枚をとめ、上下左右真ん中に印を付ける
真夜中のピエロ
17.印をつないで楕円を描く
真夜中のピエロ
18.2枚合わせたまま切る
真夜中のピエロ
19.2枚の楕円ができた
真夜中のピエロ
20.1枚を鼻や口になるようでこぼこさせて切る
真夜中のピエロ
21.半分を切ってない方の楕円に貼る
真夜中のピエロ
22.黒の16切り色画用紙で黒目を作る
真夜中のピエロ
23.16切り白の色画用紙に貼り、周りを残しながら切る
真夜中のピエロ
24.さらに他の紙でも行うと面白い目ができる
真夜中のピエロ
25.形を工夫しながら、口や耳も作る
真夜中のピエロ
26.顏に貼っていく
真夜中のピエロ
27.目、耳、口ができた
真夜中のピエロ
28.髪や顔の形を変える飾りなども足していく
真夜中のピエロ
29.手は自分の手をかたどって
真夜中のピエロ
30.工夫した形に書き直して
真夜中のピエロ
28.重ねた紙を切ると両手ができる
真夜中のピエロ
29.顏の残り半分を平にして
真夜中のピエロ
30.4つ切り黒画用紙の下に合わせて貼る
真夜中のピエロ
28.襟を付けて
真夜中のピエロ
29.顏や手を貼り付ける
真夜中のピエロ
30.周りにも少し模様をつける
真夜中のピエロ
28.周りの模様は紙と綿棒絵の具で付けた
真夜中のピエロ
29.残った紙
真夜中のピエロ
30.目はスチレン板をはさんで浮かしてもおもしろい

補足説明

・この題材は実際に授業を行わないで教師が見本制作を行った授業提案である。よって、児童作品の画像がないがご理解いただきたい。
・いろいろな技法を使って紙に色や模様を付ける。これは、日文の3.4年下の教科書でも「すてきなペーパーショップ」として扱われている。その発展として、作った紙を切り貼りして絵に表わす作品が提示されているが、この「真夜中のピエロ」もその発展課題にあたるものである。
・ここでは、紙作りと作品作りを連続で行っているが、上で紹介した技法を児童が未経験の場合や不慣れな場合、紙作りにもう少し時間が必要となる。刷毛とにじみで2時間、ローラーとスポンジで2時間、細かい模様作りに2時間の計6時間を紙作りに割いた方が無理がない。また、紙の交換や作り方の教え合いなどペーパーショップとして紙作りを扱う場合は、それぞれを独立させて、「ペーパーショップ」と「真夜中のピエロ」と2つの題材に分けた方が余裕を持って行える。もちろん、ペーパーショップで作った紙をピエロに使うことには変わりはない。
・模様を付けた紙で作品を作る際、誰もが紙を無駄なく使えるとは限らない。足らなくなって用紙作りをするのは大変なので、作業の早く終わった児童に用紙を渡し、クラスで使うストック用の紙を作らせておくと良い。
・絵の重要な要素として大きさがある。しかし、大きく作りましょうといっても、なかなか大きく作るのは難しい。体のちいさな子どもにしてみれば、4つ切り画用紙というのは、かなり大きな紙である。そのため、全体的な把握がむずかしくなって、ちょうどいい大きさにできないのである。そこで、八つ切り画用紙の大きさをそのまま使い、八つ切り画用紙に接する円を描いて顔にしている。
・用紙に接する楕円の描き方は次の通り。
1.縦横4辺の半分のあたりに印を付ける。
2.紙を縦にしたり横にしたりして、半分の印がずれていないか確認する。
3.印を結んでいく。(印から次の印に進もうとする時、斜めに進まず、真横や真下(上)に辺にくっつくように進む)
つまり、印を結ぼうと考えすぎると、ひし形のようになってしまう。円弧をうまく描くためには寄り道するつもりで大回りする必要がある。(上写真16を参照)
・顔の形は単に楕円である。顏の形も工夫させたい気持ちもわかるが、楕円を描く段階で、子どもによって形が変わってくるし、あとから顔を少し切って変化をつけることも、紙を貼って形を付け足すこともできるので、最初は全員、楕円で進めるほうが良いだろう。
・写真29に残った用紙を示している。16切が1枚そのまま残っているが、これは教師見本なので、児童が作るとあまり残らないと思う。

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