大きく翼を広げた鳥をシナベニヤを使って作ってみました。支えに切り込みを複数入れることで、翼の角度を変えることができます。また、翼は形を切り抜くことで、変化を付けると同時に軽くして、小さな切り込みでも支えやすくしました。

高学年立体作品-翼を広げて

まわれまわれ
作品イメージ

【用具材料-材料費450円程度】
シナベニヤ300mm×225mm×4mm 3枚
丸棒 直径15mm×90mm 1本(900mmのものを10等分したもの) 

方眼プリント

【制作手順-12時間 対象-6年生】
1.方眼プリントに切り抜く形を描く(2時間)
2.胴体や翼、支え、尾を切る(4時間)
3.板にアクリル絵の具で色を付けるたり飾りをつけたりする(4時間)
4.仕上げと鑑賞(2時間)

【ねらい】
翼や胴体、尾などの形を工夫し、板を使って、飾って楽しむ鳥の形の立体作品を作る。
【評価】
・鳥の形や翼の切り抜く形、飾りなどを工夫することができたか。
・電動糸のこぎりを正しく使い、思い通りの形に加工することができたか。
・板の色を活かしながら、色のバランスや組み合わせを工夫して塗ることができたか。

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制作過程写真解説


1.方眼プリントに鳥の各部品を描く

2.プリント2枚目の下、重ね合わせて切らない板がひとつのポイント

3.板を半分に切る

4.翼を細長くする場合は、縦長の斜めに切る(プリントに切り線を明示)

5.下絵のかけたプリントを板の大きさに切り

6.板を2枚合わせにして、プリントと共にテープで留める


7.プリントごと板を切る


8.翼の切り抜きはまずドリルで穴を開け

9.電動糸鋸の刃をとおして切る

10.支えも2枚がさねで切る 切り込みは特に慎重に

11.丸棒を通す部分はボール盤を使う

12.切り込みはやすりで調整

13.部品がそろったら、仮組をする

14.色はアクリル絵の具をスポンジに付けて塗る

15.細かい模様は筆を使う、一部に木の色を残した

16.色をぬった部品を再び組み立て

17.今度は外れないよう、接着していく

18.形ができたら残りの板で飾りを作る

19.完成作品

20.完成作品

21.完成作品

22.完成作品

23.完成作品

24.完成作品

25.完成作品

26.完成作品

27.翼は取り外せるようにしておくと持ち帰りに苦労しない

補足説明

・2枚重ねで切ることで対にして、胴体の立体感を出した鳥の形の木工作である。300mm×225mmの版画用に教材として販売されている4mm厚のシナベニヤを使った。これを半分にして150mm×225mmの大きさから胴体や羽根を切るわけだが、翼を広げた大きさは450mm以上のかなり大きな作品になる。
・翼と胴体で3枚のシナベニヤの内、2枚を使う。残りの1枚の一部を使って支えを作り、そのほかを尾と飾りに使う。この部分の使い方が鳥の形をきめる一つのポイントになる。この板で大きな尾を作っても良いし、頭と首を胴体とは別に作って白鳥のような形に、足を作って立たせてみても良い。丸棒は目の部分に使う場合が多いが、首や足に使っても良い。
・プリントには翼や胴体の形が点線で入っているが、これは形がうまく取れない子のための補助線である。点線通りではなく、点線から寄り道をするつもりで、形を足したり、引いたりして自分なりの形を描かせると良い。
・支えを胴体に取り付ける時、2枚が平行で同じ高さでないと翼を取り付けることができない。胴体のデザインによっては胴体の方に切り込みを入れる必要が出る場合がある。これは、仮組の時に子ども自身にチェックさせておきたい。
・翼以外は接着するが、翼と支えは接着しないでおくと、持ち帰る時に便利である。余裕があれば、胴体と支えを接着した後、つばさにも切り込みを入れるとしっかりと固定できる。

追加補足説明-切り込みの相手について


25.胴体に3つ(重ねて切るので6か所)、翼に2つ切り込みを入れる

26.胴体と翼の切り込みの位置は平行になる

27.尾の切り込みは角度に注意して

・切り込みには、切り込みの相手が必要である。しかし、やや高度になるので、すべてのパーツを木工ボンドで固定して、切り込みの相手を作らずに完成させることもできる。
・切り込みの相手を作る方法については、「切り込みの相手」というプリントを参考にして頂きたい。
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