現れては消える夢の中の世界のように、形の定まらない頭の中のイメージのように。思い浮かぶ形や色を画用紙に付け加えながら描いていきました。色を少しずつ変化させるグラデーションの技法を使う5.6年生用の題材です。

高学年平面作品-グラデーションで「夢の色、夢の形」

作品イメージ
【材料】
キャンパス紙画用紙 
包装紙カレンダー等の色模様のおもしろい紙、スチレンボード、ポスターカラーマーカー、金銀絵の具
カラーサインペン

【制作手順-12時間】
1.半径が、8cm5cm5cm4cmのように4つで22cmになるように半径を決め、コンパスで画用紙に円が散らばるように作図する。
2.円の中に、好きな物や形の輪郭を描く
3.輪郭で描いた物が白抜きになるように円の中を絵の具で黒く塗りつぶす。
4.4個の円を緩やかな曲線でつなぐ。
5.線が自然に円につながるように線を太らせる。
6.基本となる色を決める
7.線で閉じた空間を形を工夫しながら次の規則で彩色する。(輪郭で描いた部分は塗らない)
   A.線と接する部分-基本色に白や黒を加えて明度のグラデーション
   B.線と接することない浮島のような部分-基本色に別の色をくわえて色相のグラデーション
   C.グラデーションで塗らなかった部分-単色
8.白抜きの輪郭の中を、カラーペンを使って模様で塗る。
9.自分なりの工夫を加える。
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制作過程写真解説


4つの円を描く。

好きな形を描き白抜きにする。

円を曲線でつなぐ。  

線を太くする。

線に接して、明度グラデーションでぬる。

場所に応じて塗り方を変える。

輪郭の中を模様で塗る。

バリエーション例1

バリエーション例1

バリエーション例1

バリエーション例1

児童作品

補足説明

・グラデーションの知識や練習を学習した後に行った教材である。グラデーションには、白や黒を少しずつ加えて、明るさを変化させる明度グラデーションとひとつの色に別の色を加えることで色を変化させる色相グラデーション、色の鮮やかさが変化させる彩度グラデーションの3つがある。今回学習したのは、明度と色相の2つである。
・新しい技法や知識を作品に活かすということで、作品作りの前半は全体がそろって課題に取り組む方が指導しやすいので、細かな指示が多くなっている。円の半径の合計が22cmと指定したものそのためである。(円があまり大きすぎても小さすぎてもバランスが悪いので、今回はさらに半径の範囲を8cm以下、4cm以上とした。)
・グラデーションで塗るときは、形のおもしろさを考えなから塗るようにさせる。
・最後にいろいろな表現方法で自分なりの作品になるようにした。上のバリエーション例をご覧いただければ、同じ絵が全く違った感じになるのがおわかりいただけると思う。
○バリエーション例1-金や銀の絵の具を使ってもようや線を描いた。
○バリエーション例2-線や点を中心に、ポスカを使っていろいろなもようを描いた。
○バリエーション例3-別の画用紙に絵を描いて、カラーペンで色をぬり、絵にはりつけた。
○バリエーション例4-カレンダーの絵を切ってはりつけた。模様をスチロールでうかして、貼った。

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