包み込む形、はみ出す形、重なる形を描いて画面を構成し、色を少しずつ混ぜ合わせて変化させながら、グラデーションで塗りました。色の組み合わせと形の組み合わせで自分だけの色と形の世界が出来上がりました。

高学年平面作品-色と形の世界

色とり鳥
作品イメージ
【用具材料】
絵の具 太マジック
4つ切り画用紙(白)
カラーマーカーペン
絵の具練習用紙 形学習用紙
【制作手順-11時間 対象-5年生】
1.グラデーションの練習をする。(2時間)
2.形の学習をする(2時間)
3.下描きをして、線を太マジックでなぞる(2時間)
4.彩色する(4時間)
5.マーカーで模様を描く(1時間)
【めあて】
形を組み合わせて画面を構成し、色を変化させて彩色することで、自分なりの色と形の世界を表現する。
【評価】
・包み込む形、はみ出す形、重なる形を意識して、画面構成ができたか
・色の組み合わせや塗る向き、全体のバランスなどを考えながら彩色することができたか
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制作過程写真解説


1.プリントを使ってグラデーションの練習をする

2.プリントを使って形について考える

3.包み込む形

4.はみ出す形

5.重なる形

6.3つの形を意識して、アイディアスケッチをする

7.線の美しさを意識して、画用紙に下絵を描く

8.太マジックでなるべく太い線にする

9.色を変化させながら、小さな部分から塗る

10.塗る方向を考える

11.包み込む形は他の部分の関係を考えながら

12.形に沿って背景を塗っても面白い

13.背景は黒一色にしても画面が引き締まる

14.背景で賑やかな感じにすることもできる

15.絵の具で見えにくくなった線を修正する

16.マーカーで模様を描いたり

17.物を描いたりする

18.完成作品

19.完成作品

20.完成作品

21.完成作品

補足説明

・学習指導要領の共通事項である形と色を中心にした題材である。プリントを使って形と色を別に学習して、作品制作に臨んでいる。作品制作のみの時数は、7時間である。
・形は、外側、ほぼ画用紙いっぱいに広がる、「包み込む形」をまず考える。この形が細長かったり、小さかったり、複雑だとその後が難しくなる。二つ目は「はみ出す形」である。はみ出している部分が見えていると一つ目の形から飛び出したように、見えていないと中に入り込んだように表現できる。上の傘の例では、柄の部分が飛び出して、先端部分が入り込んでいる。3つ目の「重なる形」は1つ目や2つ目の形と重なるように描く形である。重なる形は多少複雑でも支障がない。
・「包み込む」「はみ出す」「重なる」ことにより、絵を大きく描くことができる。
・小学校でグラデーションを取り上げる必要はないが、絵の具の混色を少しずつ混ぜて「似ているけれど微妙に違う色」を作れるようにそれまでに指導していれば、難しいことではない。ひとつの部屋の中を変化させながら塗れるので、色々なバリエーションができる。グラデーションは向きや形を表現することもできる。
・グラデーションは隣へ隣へ塗るので、どうしてもマジックの線がガタガタと汚くなる。これは、塗り終わってから線を修正するとよい。
・大きな部分から塗る方が色のバランスを取りやすいが、最初は塗る時の抵抗をへらすのと様子を見ながら塗るために小さな部分から塗ると良い。
・背景は、形の色を考え合わせ、判断する。黒の単色は画面が引き締まった見えるが、一度塗っただけでは、画用紙が白なのできれいに黒くならない。絵の具を多めに使い、2度塗りが必要である。

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