卒業の記念制作として木彫オルゴールがよく取り上げられます。しかし、実際の指導は、図工担当者によっても随分違いがあるようです。さらに、あまり彫刻刀を教える機会の少ない担任では、指導したくてもわからないことが多いと思います。そこで、経験の少ない方でも指導ができるように制作手順の動画を作成しました。教師自身が参考にされてもいいですし、授業で子ども達に見せてもいいと思います。ぜひ、ご活用ください。

木彫指導の基礎基本

【木彫とは】
木彫とは、限られた板の厚みの中で、立体感を表現していくものである。用具は彫刻刀を使う。彫刻刀は、通常、4年生で木版画を学習する際に使い方を学習するが、この時の彫刻刀はあくまで板に小さな凹凸を作るためのものである。これに対して木彫の彫刻刀の使い方は、板を深く彫り込むものになる。同じ道具でも違った学びがあるので、木彫を経験させることは良いことだと思う。長く手元に置いておきたくなる作品に仕上げることができるので、卒業の記念制作で木彫を扱うことも多い。

【難し過ぎず簡単過ぎない】
木彫とはいいながら、単に鉛筆の線を三角刀で彫るだけの方法もある。絵具で色を塗った後に彫刻刀を使うとその部分の色が取れ、木の色が出て来るので簡単で線もはっきりする。ただ、この方法では、4年での木版画より簡単なことをさせるので、彫刻刀の技能は向上しない。この方法で卒業記念の品を制作しても達成感は少ないかもしれない。逆に伝統工芸品のような図案や彫りを小学生に要求してもどうかと思う。全員が同じ模様彫りを習得するような授業は、レベル的にはすばらしいものができるかもしれないが、創造的な技能であるかといえば、疑問が残る。以上のことから、小学生の木彫は、「1.新たに身に付ける彫刻刀の技能がある。」「2.自分の考えた図案が彫れる。」という2点を念頭において計画したい。

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【木彫オルゴール完成例】
どのようなものができるかイメージしずらい方のために下に完成作品をいくつか紹介しているので参照いただきたい。
1.木彫作品例
2.木彫作品例
3.木彫作品例
4.木彫作品例
5.木彫作品例
6.木彫作品例
7.木彫作品例
8.木彫作品例
9.木彫作品例
10.木彫作品例
11.木彫作品例
12.木彫作品例
次のページからは、実際の制作方法について、動画で説明していきたい。



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