三角形の頂点を合わせるように積み上げて行き描いた城は、傾いたりねじれたり。でもとても生き生きとした楽しい形の城になりました。混色で、似て違う色を上手に使えば、統一感のある絵になります。さあ、この三角の城。いったい住んでいるのは誰。どんなところに建っているのでしょうか・・・(同一作品の別バージョン有-三角の城2

中学年平面作品-三角の城

三角の城
作品イメージ
【用具材料】
絵の具
4つ切り画用紙
ポスターカラーマーカー
サインペン マーカー等

【制作手順-8時間 対象-4年生】
1.スポンジでたたくようにして画用紙に色を着ける。
2.三角を積み重ねて城を描く練習を鉛筆と上質紙を使って行う
3.絵の具で三角を積み重ねて城を描く
4.屋根や門、窓、石垣、模様などを絵の具で塗り重ねて描く
5.城の住人や周りの様子を描く

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制作過程写真解説


1.水で湿らせたスポンジで絵の具を取り、たたくように色を着ける


2.仲間の色を2色使って画用紙全体に着色する

3.一度塗った部分にもう一色を部分的に重ねると良い

4.鉛筆で城を描く練習

5.三角の頂点の上に、次の三角の頂点を合わせるように積む

6.同じ色で画用紙の上の方まで積んでいく

7.二つの三角の別の頂点同士をつなぐとできる三角を別の色で

8.一本の木のようになったら、城の形を意識して三角を足す

9.屋根をつけると城らしくなる

10.窓や城、門や石垣などを塗り重ねて描く

11.マーカーで城の住人やまわりの様子を描く

12.隙間に人や悪魔を描いている

13.最初に城の輪郭を描いた場合

14.隣合った三角は別の色で塗る

15.出来上がった輪郭を描いた城

16.完成作品

17.完成作品

18.完成作品

補足説明

・三角形を積み上げていくことで、おもしろい城の形を描ける題材である。城の彩色は、2色の割合を変えながら混色して、似た色を使いながら行うと統一感が出る。
・時間配分は、1-3は1時間、4を1時間、5-8を2時間、9-10を2時間、11-12を2時間である。
・三角形の積み上げ方は次の通り。
(ア)画用紙の一番下に、上向きの三角を描く。
(イ)描いた三角の上に頂点が接するように2つめの三角を描く
(ウ)2つめの三角には残り2つの頂点があるが、そのうちのどちらかの頂点に接するように、3つめの三角を描く。同様に3角形を重ねていき、紙の上部に近づくまで続ける。(この時、三角形が規則正しく並ばないように、傾きや大きさを変えるようにする。はじめに大きな三角形を描き、上に行くほど少しずつ積み上げる三角形を小さくしていくと描き易い。)
(エ)2つの三角の別の頂点を直線で結ぶと、新たな三角形ができる。このような場所を見つけて結んで三角形を描いていく。
(オ)一本のねじれた木のようになったら、結ばれていない頂点から三角形を足していくように、塔の部分を枝分かれさしたり、城を太くしたりする。
・以上を下書きをせずに画用紙に絵の具で三角形を塗りながら描いていく。色は背景に使っていない仲間の色2色を混ぜてぬる。頂点同士を積み上げていく間は同じ色でよい。2つの三角形の頂点同士を結んで作る三角形は、先ほどとは色の混ぜ合わせの割合を変えて似た別の色で塗る。これで、隣り合った三角形は同じ色では塗られないことになる。
・頂点に頂点を付ければいくらでもどこからでも三角形を枝分かれのように付けていくことができるが、枝分かれは城の塔の部分を描くということを意識しておく必要がある。枝分かれした三角形の間を直線で結んで、隙間を埋めることを繰り返すと大きな岩のようなずんぐりとした固まりができてしまう。
・ 基本的には下から上へ描いていくが、屋根の部分は屋根を描いて屋根と城の隙間を長方形(三角形を二つ重ねた形)でつながないとうまく描けない児童もいる。そのことも考えて、城の形に近づける段階は、頂点をつなぐといった最初の描き方を外れても良い。
・三角形を絵の具ではっきりと描けないと、形がぼんやりして何を描いているのかわからなくなる。そこで、13-15は、白の絵の具で三角形の輪郭だけ描き、あとから塗ったものである。この場合は比較的手早くでき、形もはっきりするが、立体感に乏しくなる。好みで使い分けてほしい。
・城が完成したら、「三角の城ってどんな城?」ということで、「住んでいるのは?」「集まってくるのは?」「どこにあるの?」という問いに考えさせ、マーカーで描く。住んでいるのは人間とは限らないし、宇宙や海の中にある城かもしれない。小さな物を丁寧に描いて、生き生きとした城のある風景にしたい。

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