ペットボトルキャップは、低学年から中学年での造形遊びで重宝する素材です。一旦集めてしまえば、何度でも繰り返し使えるので、学校で集めて保管しておくことをおすすめします。このページではペットボトルキャップで行う造形遊びを紹介します。
ペットボトルキャップで造形遊びの題材概要
【用具材料】
ペットボトルキャップ(なるべく大量に)
【活動時間-2時間】
1.活動場所や扱う素材などを知る
2.ペットボトルキャップでできる形や色を考え、形を作ったり場所を飾ったりする
3.鑑賞と振り返り
【めあて】
素材の形や色、場所などから活動を考える
【評価】
素材の形や色、場所の特徴を活かして自分なりの考えで造形的な活動ができたか
ペットボトルキャップで造形遊びの活動の様子
ペットボトルキャップは十分な量を箱に入れて活動場所の近くに
電車のレールに見立てて2列に並べ始めた
廊下を使うと長く並べることができる
友達の活動につなげるのもおもしろい
場所の特徴を活かしながら活動が進む
机の上で活動するグループも
キャップで絵を描いたりもできる
これは椅子を飾ったところ
不安定だが積み重ねることもできる
いくつも柱の様な形を作っている
中学年で行うと積み上げるものも大きくなったり
形が複雑になったりする
ペットボトルキャップで造形遊びの動画
ペットボトルキャップで造形遊びのイメージをつかんで頂くための動画を用意しています。コマ撮り写真を動画にしたタイムラプス動画で、楽しい動画ですのでぜひご覧ください。
動画の中で紹介している活動
ならべる
絵を描く
色分けする
積む1
積む2
(おまけ)動画にはないが円柱の中をのぞいても綺麗だ
ペットボトルキャップで造形遊びの詳細
・造形遊びの素材にはダンボールや新聞紙、ビニールシートなどが使われるが、これらは活動が終わるとゴミになることが多い。それに対してこのペットボトルキャップは何度でも繰り返し使える。たくさん集めるためには、保護者に協力を仰ぐ必要があったり、ある程度の期間を要したりするが、一旦集まると学校保管にして繰り返し使えるのでぜひ用意しておきたい素材である。
・ペットボトルキャップはある程度の量をダンボール箱数個に分けて保管すると活動場所の近く置くことができて便利である。また、準備や後片付けも手間がかからない。
・この造形遊びは低学年から中学年まで楽しく取り組むことができる。ところで、造形遊びはこの題材に限らず、形や色、場所といった造形的要素に関する活動である。キャップをボールのようにして投げたり、キャップ同士をぶつけて遊んだりすることは造形遊びに適さない。造形遊びの経験が低学年から積み上げられていればこのようなことはないが、造形遊びの経験が無い場合や極端に少ない場合は、造形遊びはどういったものかを確認しておく必要があるかもしれない。
・造形遊びで事前指導が必要なのは、片付け方である。作った物を壊すという行為が粗暴になりがちなので、他人に怪我を負わせたり自分が怪我をする元になる。片付けが始まってしまうと、あちこちで危険な行為が散見されるようになるので、必ず事前に上手な片付け方について指導しておきたい。
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