4月は、先生にとっても子ども達にとっても関係を築いていく重要な時期です。そこで当サイトでも新学期のスタートの切り方をテーマにお話をしてきたいと思います。
たった1分で今年1年の授業が劇的に改善する方法
今年1年の授業が劇的に良くなる方法があります。しかも、所要時間はたった1分程度です。それはオリエンテーションです。最初の授業を始める前に、教科のオリエンテーションはされているでしょうか。このオリエンテーションが、その後1年間の授業を方向付ける重要性を持っています。
なぜオリエンテーションが重要なのか
なぜオリエンテーションが重要なのでしょうか。それは、オリエンテーションが「学び方を知る」機会だからです。教科の特性に応じて学び方は変わってきますので、それを最初に共通理解しておくというのが、オリエンテーションの主な目的です。
例えば、図工では上手に描いたり塗ったり、作ったりすることが良いことだと思っている子は意外に多いです。上手なことが悪い事ではありませんが、上手に描くために必要以上に先生や友達の様子を気にするのは本末転倒です。
そこで、「教科の特性を踏まえた学び方」について知らせておいて、意欲的にどんどん工夫して活動できるようになってもらおうという訳です。
オリエンテーションで何を話せばいいのか
工夫することが大切な教科であるとか、人と違っていい教科であるとか、教科の特性に触れて、子ども達に図工の学び方が分かる内容がいいでしょう。授業される先生が大切にしたいとお考えのことをご自身の言葉で伝えるのが一番だと思います。
教科書にもオリエンテーションのページが用意されています。このページを使いながら子ども達に図工の学び方を話されるのもいいと思います。
オリエンテーションは学び方を学ぶ最初の機会
学び方は、その教科を学習する上での地図のようなものです。そして正しい学び方でこそ、資質能力がしっかりと向上します。オリエンテーションは、学び方を学ぶ最初の機会です。もし、これまでオリエンテーションをさっと流すだけであったり、そもそもオリエンテーションはやってこなかったりというのであれば、ぜひ、「学び方を学ぶ」機会を設定してください。
このページの内容を動画で解説
このページの内容をさらに詳しく動画で解説しています。動画の中では、教科の特性を子ども達に説明する際の具体的な例も取り上げています。ぜひ、ご覧ください。
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