このページでは、カーボン紙を使った絵の短時間題材を紹介します。カーボン紙をはさんで描くと、描いたものが2倍になって、左右対称の絵や上下対称の絵が簡単に描けます。
カーボン紙を使った複写絵を動画で解説
下絵なしで模様を描いていく様子や下絵を描いてからカーボン紙を使う方法などを動画で解説しています。
題材について
【用具材料】
カーボン紙(片面複写)A5
上質紙(コピー用紙等)A5
ボールペン
色をぬる場合 色鉛筆 カラーペン等
【活動時間-2時間 対象-中学年】
1.カーボン紙を使って絵を描く
2.色を塗る
【めあて】
カーボン紙の特徴を生かして対称の絵を楽しむ
【評価】
カーボン紙の性質を生かして作品作りができたか。
模様を描く
上質紙とカーボン紙を2つ折りにして、カーボン紙の黒い面が紙に接するようにはさみます。下の写真は下描きをしないで、模様を描いているところです。色にはこだわりませんが、ボールペンを使うのがいいでしょう。
広げると左右対称の模様が紙に写っています。
下描きをして描く
下描きをして、それをなぞることもできます。下描きをするときには、カーボン紙を外してください。
紙の折り方と描くものを工夫すると、上下対称の絵も描けます。
色を塗る
カーボン紙でできあがる黒の線を線を楽しむだけでもいいですが、色を塗って仕上げることもできます。薄い紙を使っているので、塗る用具は色鉛筆やマーカーなどがいいでしょう。
補足
・模様を描くで例にあげたような細かい形を描く場合は、高学年の題材としても実施できると思います。描くテーマや内容に応じて対象学年をお考えください。
・このページでは2つ折りで行いましたが、4つ折りにした場合は4面複写ができます。ただし、かなり筆圧を強くしなければ写りません。また、少しでも紙の厚みを減らすため、カーボン紙は両面カーボンのものを利用するのがいいと思います。
・簡単な絵に手早く色を塗るなら2時間で大丈夫ですが、細かい形を描いた場合には、2時間では難しいかもしれません。そこで、色を塗らずに、何枚かカーボン紙で描くことを楽しむのもいいと思います。
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