図工の授業開きにおすすめな立体題材をご紹介します。必要な材料用具は、画用紙、はさみ、ホッチキスで、2時間あれば十分実施できる短時間題材です。
制作方法と指導の参考になるポイントを動画で解説
実際に作品を作りながら動画でポイントを詳しく解説しています。ぜひご覧下さい。
題材について
【用具材料】
画用紙(八つ切り) はさみ ホッチキス
【活動時間-2時間 対象-3年4年】
1.画用紙を切る(0.5時間)
2.画用紙を留める(1時間)
3.鑑賞する(0.5時間)
【めあて】
ハサミやホッチキスなどの用具を使い、平面が立体に変化する過程を楽しみ、形を工夫して表す。
【評価】
ハサミやホッチキスなどの用具を適切に扱うことができたか。
平面が立体に変化する過程を楽しみながら、形を工夫して表すことができたか。
切る
画用紙を好きな形に切っていきます。思い付くまま切ればいいので、下描きは不要です。

なるべく切り離さず、全部がつながっているように切っていきます。もし切り離してしまっても後で留めることができますので、捨てずにとっておきます。切り離さず切れると、元の形に戻すことができておもしろいです。

留める
紙を合わせてホッチキスで留めていきます。ねじったり、巻いたり、折ったりして紙の形を変えながら留めると形にバリエーションが広がります。

持ち上げたり回したりしていろいろな方向から見ながら、自分がいいと思う形を作っていきましょう。紙に切り込みを入れて小さな飾りを作ったり、切り離して別のところに留め直したりすることもできます。

補足(題材を低学年や高学年で行う場合)
低学年
低学年ははさみの使い方にそれほど慣れていない子も多いので、切り離しをOKにして取り組んでもいいと思います。題材の目標が変わってきますが、立体にこだわらず、どんどんつないでいくことをめあてにしてもいいでしょう。平面のままつないでもいいし、立体的になってもいいというようにしておけば、いろいろな形ができそうです。

高学年
高学年であれば、用紙を小さくするのはどうでしょう。8つ切りではなく16切りの画用紙を使うことで、細かく切る必要が生じますので、大きな紙より高い技能が養われます。合わせて、留める用具を木工ボンドなどに変更してもいいでしょう。
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