音楽会の会場装飾です。体育館の臙脂の背景に映えるよう白と黄色を基調としてデザインしました。鳥にはト音記号を建物には鍵盤をあしらって音楽会らしい装飾にしました。
材料と制作手順
【用具材料】
ダンボール90cm×180cmダブル 6枚程度(補強用を含む)
マーメード紙 8つ切り 黄色(黄色、レモン、山吹)3種類をそれぞれ4枚程度
黒色画用紙、全紙
他にアクリル絵具、ボンド
型紙 鳥の羽根(音符)
鳥の体
城
家船気球
【制作手順】
1.コンピュータを使い実際の百分の1の縮尺で図案を作成する
2.図案ができたら実際の大きさがダンボールやマーメード紙で作ったときに、無駄や無理のない大きさになるように調整する(ダンボールやマーメードの大きさの中にパーツが納まるか)
3.拡大や作業のしやすいようにパーツ図を完成させる
4.型紙(鳥のパーツ図)にマーメード紙を重ねてはさみで切る
5.折ったり接着したりして鳥を作る
6.ダンボールに拡大した紙を当て、線をなぞり、ダンボールに写す
7.ダンボールを切る
8.ダンボールにローラーで色をつける
9.ダンボールを接着する。城は裏側から補強する
10.黒の色画用紙にローラーで色をつける
11.窓や鍵盤をつける
制作過程
補足
・体育館のステージを飾る音楽会用の装飾である。
・材料は小さなものにマーメード紙、大きなものに段ボールを使った。段ボールは扱いが簡単で安価であるが、着色すると板が反ってしまうことが大きな欠点である。今回の城は、2m50cm程度になる大きなものなので、そりも大きく補強なしではきれいな形を保つのが難しい。補強をいれれば、そりは全く気にならなくなった。
・段ボール板への着色は、紙への着色なので絵の具がはじかれることもなく比較的容易である。手早く塗らないと紙が波打ってくるので、ローラーを使って作業するのが適している。また、何色かを塗り重ねるようにすると色に深みが加わって味わいがでてくる。
・会場装飾に使われる板材は、他に発泡スチロールやスチレンボードなどがある。こちらは、着色による変形がないが、やや高価である。何回も使う装飾には変形や変質がすくないこちらが適している。
・鳥は腰の強いマーメードを使った。羽根のト音記号は、折り目を入れないとまっすぐにならない。同様に半立体的に切り込みを入れてふくらませたのも紙の強度を増す意味がある。
・マーメード紙を色指定して少数枚購入する場合は、全紙から切るので、4つ切りなら4枚単位、8つ切りなら8枚単位が良い。
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