針金の形をペンチで曲げたり、鉛筆に巻いたりして替え、面白い形の線をつくりました。この線が集まって立体的に立ち上がると、線のアートになりました。
はりがねアートの題材概要
【用具材料-材料費500円程度】
針金 2mm×600mm-6本 1.5mm×600mm-10本 1mm×600mm-6本
スチレンボード 180mm×180mm×7mm 1枚
メタリック工作紙 150mm×150mm程度 色違い2枚
メタリックモール 600mm 2色 各2本程度
プラビーズ スチロール球少量
【制作手順-7時間】
1.スチレンボードに色を塗る(1時間)
2.針金でできる形を試す(2時間)
3.針金で立体を作る(2時間)
4.スチレンボードに取り付け飾りを付ける(2時間)
【ねらい】
針金1本1本の形を工夫して、タワーのように立体的な造形を作る。
【評価】
針金やペンチを安全に扱うことができたか。
針金の形やホイル紙の形、モールやスチロール球などの色を工夫できたか。
はりがねアートの制作過程
スチレンボードに模様や色をつける
針金でできる形を試す
色々な形を針金を作り、
それを立つ形にする
立つ形からさらに針金の形を付け加える
メタリック工作紙はハサミで切って
ハトメパンチでハトメ加工する
針金に飾りを付ける
スチレンボードに針金を固定する
完成作品
完成作品
完成作品
完成作品
完成作品
完成作品
はりがねアートの詳細
・紙貼りのスチレンボードの7mm厚を3×6判(1800mm×90mm)の板で購入、無駄が出ないように180mm×180mmに切り分けて一人分とした。
・スチレンボードの両面に紙が貼られたものは、針金を差し込んで固定しやすい。そのままでは針金が抜けてしまうので、ボンドを針金につけて差し込んだ。
・この題材は針金を曲げたり、巻いたり、ねじったりしてできる形を工夫して、その工夫した形を集めることで形のおもしろさを表現するものである。一方、針金の形をうまく変えられず、単にぐるぐると巻き付けていても偶然面白い形ができることがある。これはこれで認めればいいが、評価まで考えると教師のねらいがどこにあるかでこうした偶然のおもしろさの扱いが変わってくる。
・メタリック工作用紙やプラビーズ、メタリックモールなど色のある材料は班に配った。班の中で分けることで、色が公平になるように分ける班や、色の片寄りのある分け方をする班など、違いがでる。材料についても使う材料と使わない材料があっていいことを知らせておくと、材料の種類も片寄りのある分け方が出てくる。すべて公平に分けるとみんなが同じものを使うことになるが、班であえて片り寄を認めて分けるようにすると出来上がる作品にも違いができておもしろい。
・メタリック工作紙は片面が方眼になっている。この方眼の面が気になる場合は、2枚を貼り合わせて使うと良い。針金に取り付けるために、ハトメを使うと丈夫になる。
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