段ボールカッターで、ダンボールを切って、重ねて、貼り付けて。ついでにマカロニや洗濯バサミも・・スプレーで色をつけたら、個性的で金属的な面が出来上がります。
この仮面にはどんな物語が隠されているのでしょうか。新たな鉄仮面伝説が生まれてきそうです。
題材概要
【用具材料-材料費約350円】
段ボール45cm×45cm 2枚
カラービーズ、メタリック工作紙、カラー波段ボール、
スチロール球(半分にした物)、紙管(1cm~5cm程度に切ったもの) マカロニ、クリップ、洗濯バサミ等
支え-底辺25cm高さ6cmの2等辺三角形の段ボール(教師が用意)
【制作手順-8時間】
1.段ボールカッターの練習-いろいろな形を切り抜く。
2.仮面の形をいくつか考える。
3.気に入った形を段ボールに写し、段ボールカッターで切る。
4.中央で折り、三角形の支えをボンドで上下二カ所取り付ける。
5.部品になる段ボールや紙管をボンドで取り付ける。
6.洗濯バサミやクリップなどもつけるとおもしろい。
7.金や銀のラッカースプレーで色を付ける。
8.一部分にアクリルえのぐで色を付けたり、メタリック工作やなみ段ボールを貼り付けたりする。
制作過程
飾りを切り、貼り付ける
練習で切ったものや洗濯バサミなども使うとおもしろい
箱に入れてラッカースプレーで着色
部分的にアクリルえのぐで着色
パンチでメタリック工作紙を切り取り鋲のようにすることも
カラー波段ボールもアクセントに
金色のスプレーで仕上げた作品
完成作品
完成作品
詳細
・ダンボールは45cm×45cmを2枚用意し、1枚を初めて使うダンボールカッターを試す用、もう1枚をお面用に使った。 練習で切り抜いた形は取っておき、お面に貼る部品として使うと良い。
・ダンボールは2枚重ねのものを使ったが、切りにくく硬い。 単層の段ボールは、少し切り易くなるが、弱くなるので、切っている間にあちこち折れてしまう。
・ダンボールを切る練習用のプリントは、ダンボールにテープで留めて、プリントごとダンボールカッターで切る。 ダンボールカッターは刃の幅が糸鋸などと比べて広いので、急角度で曲がるようなラインを切ることが難しい。 そこで、このプリントは、切る方向や切り方などを身につけられるように例示している。
・支えを取り付ける時が一番難しい。半分に折ったダンボールは開こうとするので、 大き目の輪ゴムをお面にかけ、表側と裏側の引っ張られ方を調整して、支えと同じ角度で開いたままになるようにしてから そこに支えを取り付けた。ホットボンドなどの瞬間接着剤と木工ボンドを併用すると確実である。
・部品は高さが出るように貼り付けていくとおもしろい形になる。 拡大機などのロール紙用の紙管を捨てずに取っておくとこのような時に役に立つ。 紙管は堅くて切りにくいので、教師が電動糸のこ盤を使ってあらかじめいくつかの大きさに切っておく必要がある。
・ラッカースプレーは換気を良くする必要があるので、着色する量が多い場合は屋外で行う。 その時、段ボール箱の中に作品を入れてスプレーするようにすると、風などでスプレー霧が拡散することが少ない。
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