みんなのところに生き物がやってきました。みんなは、おおあわてです。どうしたのでしょう。何がやってきたのでしょう。 お話を考えて絵にしました。その方法がちょっと変わっています。その名もステンシルローラー版画。シールを貼ってローラーで色を付ける。その上から、またシールを貼って、ローラーで。重なりが遠近感になって不思議な雰囲気の絵になります。
みんなおおあわての題材概要
【材料用具】
・蛍光ニューカラーえのぐ
・ニューカラーえのぐ
・のり(不易のり-絵の具と同量混ぜて使用)
・マーメード紙
・ステンシルローラー型紙シート(八つ切り20枚入り1600円程度→1人2枚~3枚必要)
・スポンジローラー
・練り板
【制作手順-7時間】
1.近景(人)、中景(生き物)、遠景(建物風景)と3つに分けて、シールでシルエットを作る。(2時間)
2.ローラーで画用紙に明るい色をつける。(1時間)
3.近景のシルエットを貼り、前回より濃い色をつける。(1時間)
4.中景のシルエットを近景に1部重なるようにして貼り、暗い蛍光色、もしくは中間色で塗る。(1時間)
5.遠景のシルエットを貼り、暗めの色を付ける。(1時間)
6.シールを剥がす(1時間)
みんなおおあわての制作過程う
シールに絵を描いて、切り抜く
画用紙にローラーで明るい色を着ける
シールを貼った後、ローラーを使って前回より濃い色で着色する
シールを貼る、ローラーで色を着ける手順を2~4回繰り返えす
ローラーが終わったら、乾いてから、シールをはがしていく
何度目に貼ったシールかで、はがしたときの色が違う
完成作品
完成作品
完成作品
みんなおおあわての詳細
・シールを貼った上に一部が重なるように貼っても良いが、完全に前のシールの上に乗ってしまうとその形は、出てこない。そこで、後に貼るものほど大きくなるように、人→生き物→風景と進むにつれて大きなものを作るようにする。
・シルエットの周囲にしっかり絵の具がつけられていないと形がはっきりと見えない。貼った紙の周囲に細い線(シールと画用紙の段差による絵の具の付かない部分)がはっきりと現れるまでしっかりとローラーを転がす。
・シールは貼ってはがせるタイプのもので、粘着力がやや弱い。そのため力任せにローラーを転がすとシールがはがれてしまう。ローラーを転がすときには、ゆっくりとシールを押さえるようにローラーを転がし、それでもはがれたときのために、教師は貼ってはがせるスプレータイプののりを用意しておくとよい。
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