薄手のプラダンは比較的簡単にハサミやカッターナイフで切ることができます。このプラダンに窓を開けたり、重ねたりすることで光の通り方が変わります。アクセントに色セロハンを貼って、色が変化するLEDライトを入れれば、素敵な光の城になりました。
光の城を動画で解説
作品の制作過程を動画で解説しました。ぜひ、ご覧ください。
光の城の題材概要
【用具材料-材料費350円程度】
白色プラダン450mm×300mm×3mm1枚 300mm×300mm×3mm1枚
LEDライト1人1個
Gクリア(接着剤)3人に1本程度
セロハン少量(折り紙程度のもの1人2、3枚)
【制作手順-7時間】
1.450mm×300mmのプラダンの上部を切り、カッターナイフで窓を切り取る(2時間)
2.プラダンの両端を接着し筒状にして、階段などの飾りを付けていく(2時間)
3.LEDライトを入れて光の様子を見ながら、飾りやセロハンを付ける(2時間)
4. 鑑賞(1時間)
【めあて】
プラダンを切ったり貼ったり重ねたりしながら、建物の形や飾り、光の通り方を工夫する。
【評価】
プラダンの形や折り方、貼り方を工夫して、自分なりの城を作ることができたか。
光の通り方を考えながら飾りを付けることができたか。
光の城の制作過程
プラダンの上部を切る
切る形や向きは自由に
ななめになっても良い
カッターナイフでプラダンを小さく切り取り窓を開ける
切り取ったプラダンは接着剤で付ける
重なった部分は光の通り方が違う
折り目を何本か付けて、両端を重ねて筒状にする
切リ離して使わなかったプラダンを材料にして飾りを付ける
プラダンは軽いので線接着でも付けやすい
300mm×300mmのプラダンの上に建物を置き台の大きさや形を決める
台をハサミで切る
接着剤を底辺に塗り
台と城を接着、台の残りは飾りに使う
建物だけでなく台の部分にもプラダンが貼れる
カラーセロハンを切って糊で貼り付ける
LEDライトを入れて光の通る様子を見ながら飾りを付けていく
部屋が確保できれば、光の様子を暗い部屋で見ると良い
光の様子を確かめては飾りを付け加えていく
全員の作品を暗い部屋に持ち込んでの鑑賞
色が変わっていくので見ていて飽きない
幻想的な空間が出来上がる
完成作品A
完成作品A
完成作品A
完成作品B
完成作品B
完成作品B
完成作品C
完成作品C
完成作品C
完成作品D
完成作品D
完成作品D
完成作品E
完成作品E
完成作品E
光の城の詳細
・工事などの養生につかわれる半透明のプラダン(プラスチックダンボール)を素材とした工作である。厚いものはハサミで切りにくいので、安価な薄いものが適している。
・プラダンは薄くても丈夫なので、かなり大胆に窓を開けても形が崩れることはない。ただ、曲げても戻ってしまう性質があるので、建物の形にするには、両端を合わせて接着する必要がある。建物壁面に付ける階段等の形も元に戻ろうとするので、セロハンテープなどで仮止めするか、接着剤を少し乾かしてから瞬間的に接着する必要がある。
・接着剤は、素早く乾く有機溶剤が揮発して固まるタイプのものが適している。今回はGクリアという製品を使っている。このタイプの接着剤は、塗ってすぐ貼り付けるのではなく、少し乾かしてから貼ると強力で瞬間的な接着が可能である。授業の中では、適量を接着面に付けたら、風を当てて乾燥を速めるため、接着剤の付いた部品を10回程度振ってから接着するようにさせた。
・有機溶剤の入っている接着剤は全部使い切らないうちに口が固まってで出なくなることがある。これを防ぐためには、蓋に接着剤を入れないようにすることが重要である。蓋に接着剤が入ると完全に閉まらなくなり、そのせいで内部まで固まってしまうためである。頻繁に蓋を開け閉めするとどうしても蓋に接着剤が付くので、使っている間は蓋を閉めないようにするとよい。ただ、一人に1本使っているとどうしても使っていない時間が長くなり、その間蓋が開けっ放しになるので、班に1本、ないし2本というように、複数人で使う方がうまく使える。
・カラーセロハンもしっかり付けようと思えばGクリアが必要になるが、水糊や木工ボンドでも接着可能である。水糊が最も簡単できれいに貼れるが、はがそうと思えば簡単にはがすことができる。ただ、自然に落ちて困るほどでもない。
・LEDライトは製品によって、電池交換できないものもあるので、よく確認したい。今回はボタン電池3個で7色に光るものを購入した。電池付きで200円以下の価格で購入できる。
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