このページでは、図画工作用の造形素材を紹介します。それは、手作りのスタンプを使った造形活動ができる、スニップアートスタンプシートという教材です。驚くほど簡単できれいにスタンプアートができる画期的な教材ですので、ぜひ皆さんに知って頂きたい教材です。
制作方法と指導の参考になるポイントを動画で解説
実際に作品を作りながら動画でポイントを詳しく解説しています。ぜひご覧下さい。
制作の様子
スニップアートスタンプは、薄いウレタンのシートで、裏側がシールになっています。サイズはA5サイズです。小さく思われるかもしれませんが、このサイズで、通常は問題ないと思います。透明のシートがセットになっています。この透明シートのおかげで、手が汚れませんし、紙に押し付けやすくなります。
スタンプを食品トレイなどのスチレンボードで作ることもできますが、はさみで切りにくく、また絵の具をはじいてしまい思ったように表現できません。その点、スニップアートスタンプなら、細かな模様も表現可能です。

剥離紙側に切りたい形を描いて切るか、鉛筆で線を描かないで直接形を切ります。少し厚みのあるシートですが柔らかいので切りにくさは感じません。

カッターナイフを使うと形を切り抜くことができます。

形が切れたウレタンシートを透明シートに少し間を空けながら貼ります。それを切り離すことで、持つ部分のあるスタンプができます。

シートに竹串や割り箸ペンで模様を入れても面白いです。先の太さが違うものをいくつか用意しておくといいでしょう。

表面に絵の具を塗ります。水気を少し少なめにして、塗りにくくない程度の濃い目の絵の具にするのがコツです。透明シートの部分を持って、スタンプを押したいところで裏返して、紙に押し付けます。

同じ形と色で何回か繰り返したり、色や形を変たりしながら、スタンプを押していきます。重ねて押すと色と形が重なって面白い効果がでます。

補足
版画題材に活用できる教材として、低学年から高学年まで使えるスタンプ用シートです。使ったスタンプも洗えば何度でも繰り返し使うことができます。使うスタンプの種類が少なくても、8つ切り画用紙や16切り画用紙なら、画用紙全体に押すことができます。(このページ上部のタイトル作品は16切りサイズでA5シート半分ほど4種類の形で制作しています)4つ切り画用紙を使う場合は、スタンプひとつが大き目である方が活動しやすいと思うので、A5サイズならひとり1枚は必要でしょう。
メーカーYouTubeチャンネル スニップARTスタンプで図工時間
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