4枚の紙の中央を中綴じホッチキスで閉じて開くと八方向、放射状に広がります。この紙を木の形にして開いてみたら・・・、というのが、この題材の出発点です。木にカッターナイフで窓を開け、まわりに飾ることで、大きな木のある公園のような風景になりました。
大きな木の下での題材概要
【用具材料-材料費500円程度】
マーメード紙(1人当たり4つ切り2枚分)
27×22.5cm(16切り) 4枚
22.5×22.5cm 1枚
27×2cm 15本程度
紙粘土 1/3個
ダンボール 22.5×22.5cm 1枚
【資料】
横長の木の型紙 縦長の木の型紙 二等辺三角形用型紙
マーメードの裁断について
【制作手順-6時間】
1.マーメード紙4枚を木の形に切り、紙帯で二等辺三角形を作る(1時間)
2.カッターナイフで木に窓を開ける(2時間)
3.木を台紙に付けて紙帯や粘土で飾る(3時間)
【めあて】
木の形を工夫して切ることができる
向きや形を工夫してカッターナイフで窓を開けることができる
木のまわりを想像して紙帯や紙粘土で飾ることができる
【評価】
ハサミで思い通りの形に紙を切って、木を工夫することができたか
カッターナイフを安全に使い、窓の形や向きを工夫しながら切ることができたか
色やバランスを考えながら、色粘土で飾ったり、接着を考えて紙帯の形を工夫できたか
大きな木の下での制作過程
大きな木の下での詳細
・カッターナイフで窓を開け、それを木の模様にした工作である。色画用紙では紙が弱く、形が保てないので、マーメード紙を使った。
・木の形を切る際、型紙の太線部分はそのまま切り、細線部分を工夫して切ることで、構造は保ちながら、子どもによって違った形になるようにした。マーメード紙を縦長に折るか、横長に折るかで、背の高い木か横に広がった木かになる。
・マーメード紙は重ねると硬く切り難いので、2枚合わせ(二つ折りなので4枚)が限度である。そこで、型紙を2枚用意して、2セットに分けて切った。これでも、硬いので、はさみは根元の部分で切る必要がある。
・カッターナイフで、折り線の部分を切らないように気を付けさせる。窓を開くとホッチキスで紙の中央を留められなくなるので、切るだけで開かないようにする。先に、ホッチキスで紙をまとめてから、カッターナイフを使うこともできるが、紙の中央の膨らみで切っている間に紙が丸くなり、きれいに広がらなくなる。
・2等辺三角形を根元に付ける際は、速乾性のある化学接着剤が良い。紙帯を線接着する時も同様である。
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