電動糸鋸を使って板を曲線に切り抜ぬき、その板に穴を開けて籐を通していくと・・・。板の曲線と籐の曲線、二つの曲線が作り出すおもしろさを味わえる作品です。
題材概要
【用具材料-材料費約450円】
圧縮版(MDF板) 36cm×26cm 2枚
籐 3m程度 1本
角材15cm程度×1cm×1cm 4本
カラービーズ 紙粘土 少量
【制作手順-8時間 対象-5年生】
1.2枚の板の両面に絵の具(アクリル絵の具又は個人絵の具)で色をつける。
2.下描きする場合は紙に切る形を描き、板に留める。
3.電動糸鋸で板を切る。
4.電動ドリルで穴を開ける。
5.カラービーズを通しながら籐を穴に通していく。
6.紙粘土で飾りを付ける。
制作過程
材料
ローラーかスポンジで板の両面に色を付ける
下描きをして切る場合は、紙に描いて板にテープで留める
電動糸のこぎりで切っているところ
切り口にやすりをかける
切り口に色を付ける場合はマーカーが使い易い
細かな模様や形はマーカーで
板を固定するための台作り、角材に板の切れ端を挟み込んで土台に接着
すき間が広がったり閉じたりしないよう、活動中も切れ端は挟んだままに
ドリルで穴をあけて、そこに籐を通す
籐には、ビーズを通しても楽しい飾りになる
紙粘土を使うといろいろな形の飾りができる
詳細
・板を緩やかなカーブの連続で切り抜き、そこに籐を通してできるカーブを楽しむ。板のカーブと籐のカーブでカーブ&カーブである。
・2枚の圧縮板のうち、一枚で大きな形を、もう一枚で、土台と小さな形を作る。それぞれの板を半分してできる4枚のうち、1枚を土台、のこり3枚を形作りに使っても良い。
・板が平面的なので籐を材料に加えている。籐を使わず、切り込みで板を組み合わせて作品にすることもできる。この場合は、切り込みにはめ込むことで、板同士が90度の関係で組み合わさることになるので、平面的な印象は無くなる。
・板を電動糸鋸で切るとき、下描きをしないで板を左右にクルクル回転させながら切ると、面白い形を作ることができる。下描きをしないと、子どもによってはできる形が小さくなってしまうことがある。その場合、他の大きな板の飾りに使ったり、切り込みを入れて他の板とくっ付けてもよい。もちろん、下描きをした方が切りやすい子は、下描きして切っても問題はない。その時は、別の紙に下描きをさせて、それを板にテープで留めて切るようにするとよい。
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