クレヨン・パスのぼかし技法で描く「こすって広げて」

クレヨンパスのぼかし技法 平面

 クレヨンやパスの技法のひとつに布やティシュペーパーで塗った色を広げてぼかすものがあります。このぼかし技法に型紙を使い、型紙の形を写し取りながら作品を作る低学年向きの題材です。最初に型紙で形を写し取り、それを元に描くので、イメージを広げやすいのではないでしょうか。

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「こすって広げて」の題材概要

【用具材料】
クレヨン・パス 八つ切り画用紙(2枚) ハサミ ティシュペーパー 新聞紙

【制作手順ー3時間 対象 低学年】
1.画用紙を好きな形に切り型紙を作る(0.5時間)
2.型紙に色を塗り画用紙に広げて写す(1時間)
3.写した形を元にイメージを広げて絵を描く(1.5時間)

【めあて】
クレヨン・パスで形を写すことを楽しむ。
形からイメージを広げて表す。

【評価】
型紙を写してできた形からイメージを広げて表現することができたか。

「こすって広げて」の制作手順

クレヨンパスのぼかし技法

画用紙を好きな形に切って型紙を作る

クレヨンパスのぼかし技法

型紙のふちに色を塗る

クレヨンパスのぼかし技法

型紙を画用紙の上に置き、ティシュペーパーで色を広げる

クレヨンパスのぼかし技法

型紙の形が写る

クレヨンパスのぼかし技法

型紙は色を塗って何度も使える

クレヨンパスのぼかし技法

できた形からイメージを広げて絵を描く

クレヨンパスのぼかし技法

絵は形の内側だけでなく外側に描いても良い

クレヨンパスのぼかし技法

型紙でできた形と同じ色を使ってもいい感じ

クレヨンパスのぼかし技法

完成

型紙を使ったぼかし技法で模様を描く

 型紙を使ったぼかし技法で模様を描くこともできます。こすって型紙の形を写したら、型紙を少しずらしながら何度か繰り返すことで模様になります。色や型紙の形を変えながら行うと色と形が重なって面白い効果が生まれます。これだけで作品にすることもできますが、これを背景にしてさらに絵を描いてもおもしろいでしょう。

クレヨンパスのぼかし技法

型紙を作る

クレヨンパスのぼかし技法

型紙のふちに色を塗る

クレヨンパスのぼかし技法

ティシュペーパーで広げる

クレヨンパスのぼかし技法

ずらしながら形を写していく

クレヨンパスのぼかし技法

色や形を変えながら写す

クレヨンパスのぼかし技法

クレヨン・パスの塗り方や力の入れ方でも模様が変わる

クレヨンパスのぼかし技法

型紙は色を塗ると何度も使える

クレヨンパスのぼかし技法

色や模様の重なりが面白い

クレヨンパスのぼかし技法

完成

「こすって広げて」の動画解説

型紙を使ったクレヨン・パスのぼかし技法を動画で解説しています。

「こすって広げて」詳細

・クレヨン・パスはできるだけ柔らかいものが良い。クレパスは柔らかくティシュペーパーでこすったときよく広がり、この題材に最適である。クレヨンを使う場合は、うまく広がらずきれいに型紙の形が写らない製品もあるので注意が必要である。
・八つ切り画用紙ではなく四つ切り画用紙を使う場合は、全体の時間を1時間程度長めにすればいいだろう。同じ型紙を何度も使うようにすれば、画用紙が倍の大きさになったからといって、時間も倍必要になるわけではない。
・複雑な形の型紙を作るとティシュペーパーでクレヨンやパスを広げる際に折れ曲がったり、破れたりするので、細かくなり過ぎないように指導しておきたい。

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