電動糸のこぎりの基本的な技能を学習するためのワークシート

電動糸のこぎり用ワークシート資料

 技能を学習するためには、造形遊びなどの題材を設定して、用具を試したり用具に慣れたりしながら技能を学習していく方法がおすすめです。電動糸のこぎりは、「糸のこスイスイ(日文図画工作56年上)」のように自由な形に切っていく題材を行うことで十分技能を身に付けることが可能です。ちなみに板を自由に切るための一番難しい操作は板おさえの調節ぐらいで、電源の入れ方や板のおさえ方、押し方などを簡単に教えればほとんどの子はすぐにいろいろな形に板を切ることができるでしょう。

 必要性の低い刃の付け外しを教えないことにすれば、電動糸のこぎりはだれもが簡単に楽しく扱える電動工具です。正しく扱っていれば、ケガをする危険性もハサミより小さいぐらいです。

 特別な場合を除いてワークシートも不要です。ワークシートを求めてこのページを開いていただいた方には申し訳ありませんが、ワークシートを使わず教科書題材のような方法で電動糸のこぎりを楽しむことをお勧めします。

ワークシートを使った方がいい場合

 電動糸のこぎりを使って自由に板を切る場合、下描きは行わないようにしましょう。こういった題材での電動糸のこぎりの使い方は、「切れるように切る」使い方です。動いている刃に板を当てると板が切れていきます。その際に板をゆっくり左右に振るようにすると、いろいろな形に切ることができます。これは、このような形に切ろうと考えて切っているのではなく、板を動かしているうちに、自然とそのような形にきれてしまった結果です。

 もし下描きをしてしまうと「切りたいように切る」必要があります。下描きの線に沿ってきるというのは、どのように動かせばそのような形に切れるのかが分かっていないと切れません。板を自由に切るというのと板を線通りに切るというのは、偶然同じような形ができたとしても、技能的にはかなり違いがあります。

 下描きをして切りたい場合や切りたい図形があらかじめ決まっているような場合は、ワークシートを使ってあらかじめ基本的な切り方を学習しておくのが近道です。

ワークシートの使い方

 ワークシートを印刷して、板などにセロハンテープで留めて、印刷した紙と板を一緒に電動糸のこぎりで切ってください。電動糸のこぎりの練習課題にシナベニヤ板などを使うのはもったいないので、代わりに段ボールを使うことをお勧めします。空き箱などを使ってもいいですが、数を揃えるのもたいへんなので、段ボールを購入するのもいい方法です。シナベニヤ板に比べて大変安価に済みます。

 ちなみに、ワークシートの点線は教材メーカークラフテリオ社が5枚セットで販売しているダンボール(520×380mm)を4分の1に切った時の大きさと同じです。この点線で印刷したものを切って、クラフテリオの段ボールに貼り付けると、線が板の端まできます。

 用意できる段ボールの大きさが違う場合は適当に拡大縮小して印刷されてもいいでしょう。

 使用に当たっては2点注意点があります。1点目は、このワークシートで行うのは電動糸のこぎりを使う際に必須の「刃に向かって真っすぐに切っていく」という基本的な技能の経験です。さらに技能を上達させるためには、別の活動が必要ですが、これはワークシートで練習するより、段ボールに自分で線を描いて切るのがいいと思います。

 2点目は、ワークシートでは安全については触れていません。安全指導は別に行ってください。

 ところで、ワークシートは3枚構成になっていますが、必ず3枚使用しないといけない訳ではありません。必要なものを選択してご利用ください。特に3枚目は、説明欄に「外から切る場合」と「キリで穴を開けてから切る場合」を説明していますが、キリで穴を開けて板を切り抜く必要がなければ、取り上げなくていいでしょう。

電動糸のこぎりワークシートA4版

下のリンクからワークシートを3枚まとめてダウンロードすることができます。

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