角材をいろいろな形に切ってそれを立体的に組み上げていきます。板と違って厚みがありますが、電動糸鋸で複雑な形に切ることが可能です。また、接着の仕方によっては、直線的だった角材がやさしいカーブを描くこともできます。一度バラバラにして、再度組み上げてていくことで形の面白さに気付ける題材です。
木片を集めての題材概要
【用具材料-材料費450円程度】
SPF材 19mm×38mm×300mm 4本
シナベニア 300mm×225mm×4mm 1枚
丸棒 5mm×900mm (ひとり1/2~1本)
アクリル絵の具
電動糸鋸 電動ドリル 紙やすり ドレッサー
【制作手順-8時間】
1.SPF材を小さな木片に分ける(2時間)
2.色を塗ったり木片に切ったりする(2時間)
3.シナベニアを好きな形に切って台にして、その上に木片をくみ上げていく(4時間)
【めあて】
木片の形を工夫したり、木片を組み合わせてできる形の面白さを感じたりしながら、立体的な造形を作り出していく
【評価】
木片の形や色、模様などを工夫することができたか。
木片の組み合わせ方を工夫して自分なりの立体的な形を作り出すことができたか。
木片を集めての動画解説
木片を集めての制作過程
角材を電動のこぎりで切る
木片の形を工夫する
やすりがけ
アクリル絵の具で色を塗ってもよい
電動ドリルで穴をあけ
丸棒を通して組むことができる
木片同士を接着して組こともできる
シナベニアで台を作り
その上に木片をまとめていく
木片の向きを工夫することでアーチのような形も可
全ての木片に色を塗っても
全く塗らなくてもOK
完成作品A
完成作品A
完成作品A
完成作品B
完成作品B
完成作品B
完成作品C
完成作品C
完成作品C
完成作品D
完成作品D
完成作品D
完成作品E
完成作品E
完成作品E
木片を集めての詳細
・SPF材はホームセンターなどで手に入る安価な角材である。長さは、900mmか1200mm、1800mmが一般的なので、子ども達が電動糸鋸で扱いやすいように、300mm程度にあらかじめカットしておくか、最初にのこぎりで切る時間を設ける必要がある。この実践では注文時にカット注文も行い、300mmにしたものを納品してもらった。
・電動糸鋸の台数の関係でどうしても待ち時間ができるので、その時間を利用して色をぬったり、やすりをかけたりするとよい。とはいえ、全く色を塗らないのもOKとした。
・SPF材は厚みがあるが比較的柔らかいので、ゆっくり切りさえすれば複雑な形に切ることが可能である。
・木片を組み上げていく方法は、(1)ボンドで接着する(2)電動ドリルで穴を開けて丸棒でつなぐ(3)べニア板に切り込みを入れてつなぎその板に木片を接着するなどの方法が考えられる。
・今回は木片をある程度切ってから台になるシナベニアを配布したが、最初に台の形と色を考え、台を作ってから木片にかかった方が作り易かったかもしれない。
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