波ダンボールの立体

片面ダンボール立体工作作品 立体

 小学校図画工作中学年向きの片面ダンボールを使った立体題材です。片面ダンボールは切る向きで、曲がる材料にすることも曲がらない材料にすることもできます。それらの性質を活かしながら、立体作品を作っていく題材を解説しています。

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波ダンボールの立体を動画で解説

ダンボールの準備から、試して作る作品制作の過程を動画にしています。

題材について

【用具材料】
片面ダンボール 30cm×30cm(3枚) 
ハサミ、のり(ボンド)、ネームペン

【活動時間-4時間 対象-中学年】
1.ダンボールを扱いやすい大きさに切って準備する(1時間)
2.ダンボールでできることを試す(1時間)
3.立体を作る(2時間)

【めあて】
片面ダンボールの性質を活かしながら、形を工夫しながら立体を作る。

【評価】
片面ダンボールの性質を理解して、作品作りに活かすことができたか。
形の面白さを考えながら、立体を作ることができたか。

ダンボールの準備

 波ダンボールを扱いやすいように適当な長さと幅に切り分けます。その際、切る向きは意識しておく必要があるでしょう。それは、下の図のように切る向きによって曲がる材料にも曲がらない材料になるからです。

片面ダンボール立体工作作品

 曲がらない向きに切る際は、ダンボールの山や谷にそって切ることで、幅を一定にすることができます。曲がる向きに切る場合は、そのような目印がないので、予め切り取り線をかいてから切るようにするといいでしょう。

片面ダンボール立体工作作品

試す

 まず、波ダンボールでどのようなことができるのか試してみます。この題材に限らず、いきなり作り始めずに、素材に触れ合う時間を確保するのは大事なことです。素材でできることを試しているうちに、経験が増えたり発想が広がったりします。

片面ダンボール立体工作作品
片面ダンボール立体工作作品

 試す時間の中で、接着の方法と仮止めについては、指導しておくといいでしょう。接着は木工用ボンドを使いますが、乾くまでは外れやすいので仮止めをしておくことをお勧めします。仮止め方法はセロハンテープか輪ゴムが扱いやすいと思います。特に輪ゴムは、外しにくい場合は切ることができるので、スピーディに活動できるでしょう。

片面ダンボール立体工作作品

作る

 試したことを使ったり、試しながら作ったりしながら、作品にしていきます。紙(板ダンボール)を台として配布して、その上に立体を作っていくと活動しやすいと思います。

 少し難易度が上がるかもしれませんが、台を使わない場合はさらに自由な発想が期待できます。児童の実態に応じてお選びください。

片面ダンボール立体工作作品
片面ダンボール立体工作作品

 

 

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