高学年立体作品-電動糸鋸で作る名前の箱「マイネームボックス」

高学年木工作品マイネームボックス 立体

自分の名前のアルファベットを使って、文字をデザインします。そのデザインを元に板を電動糸鋸で切り、箱の側面を作りました。アルファベットの箱をつないだり、積み上げたりしてできた木工作品です。
注)限られた材料で箱を組み合わせようと考え、コの字を作る0.9cmの板を10cm×8cmの大きさに固定したため、アルファベットの大きさに自由度がなくなり型紙を用意せざるを得なかった。実践される場合は、子どもの発想を引き出すためにデザインの自由度が増すよう改良して行っていただけると嬉しいです。

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作品概要

【用具材料-材料費約300円】
圧縮板(MDF板) 45cm×30cm×0.4cm 2枚
圧縮板(MDF板) 60cm×10cm×0.9cm 2枚 

【制作手順-10時間】
1.文字のアイディアスケッチをする。
2.方眼紙を使い、文字をデザインする。(方眼紙1方眼紙2方眼紙3
3.0.4cm厚の板にアクリル絵の具で色を塗る。表と裏で色を変えて、同じものを2枚作る。
4.0.9cm厚の板を8cm毎に切り分ける。(2枚重ねて)
5.デザインした文字の紙を板に貼り付け、2枚重ねて電動糸鋸盤で切る。
6.切り抜いた文字に2色目の色を着ける。
7.ホットボンドと木工ボンドを併用して箱を作る
8.箱を組み合わせて接着する。
9.残っている板で飾りを作り貼り付ける。

制作過程

高学年木工作品マイネームボックス

材料

高学年木工作品マイネームボックス

0.9cm板の横にボンドを付けるための目印として、色を付けておく

高学年木工作品マイネームボックス

名前の文字のアイディアスケッチをする

高学年木工作品マイネームボックス

表裏で色を変え、板を塗る(2枚とも同じ色)

高学年木工作品マイネームボックス

同じ色が向き合うようにしてテープで2枚の板を留め、文字を貼る

高学年木工作品マイネームボックス

電動いとのこ盤を使い文字を切る

高学年木工作品マイネームボックス

2枚の板がずれないように

高学年木工作品マイネームボックス

8cm幅の紙帯を定規にして、9㎜板に8cm間隔で線を引く

高学年木工作品マイネームボックス

2枚の板をテープで固定して、切る

高学年木工作品マイネームボックス

切り終わった板にさらに模様を加えているところ

高学年木工作品マイネームボックス

4㎜板に9mm板を接着する

高学年木工作品マイネームボックス

接着には木工ボンドとホットボンドを併用

高学年木工作品マイネームボックス

1文字ごとの箱ができた

高学年木工作品マイネームボックス

箱同士をつなげ、飾りや模様をいれる

高学年木工作品マイネームボックス

完成作品

詳細

・ 自分の名前のアルファベットを使って箱を作り、それを組み合せることで、新しい形を作り出す題材である。文字数は4文字から6文字程度が適当なので、4文字に満たない場合は、姓と名の両方の文字を使うとか、同じ文字を繰り返すとかの工夫が必要になる。
・文字数が少ない場合、ハートマークや車の形など文字以外のもので形を作り箱にすると良い。
・「AITY」は箱にするのが難しいので、箱ができない組み合わせの場合は、文字の形を工夫する必要がある。箱を3個~4個作ると箱同士を組み合わせて色々な形を楽しめる。
・板は、2枚同時に色を塗り、裏面は別の色で同時に塗る。この同じ色の組み合わせの板を同じ色同士を合わせるようにテープで留め、その上にアルファベットを貼りつけて2枚同時に切る。このようにすることで、外側、内側が同じ色になる。アルファベットは裏側からみると鏡文字になるが、箱の形にするためには仕方がない。
・箱の形に接着する場合、アルファベット4mm板の上に3枚の9mm板をコの字形に貼りつけ、そのコの字の上にもう一枚のアルファベットをかぶせるようにする。接着には時間を短縮するためにホットボンドを使うが接着力が弱いので、木工ボンドを間隔を空けて点を打つように付け、そのあと、その間に同じく点を打つようにホットボンドを付ける。こうすることで、ホットボンドで仮止めされた板が、暫くして木工ボンドが乾くと強力に接着されることになる。
・9mm板は10cm幅のものを用意したが、これを8cm間隔に切断すると、長さが似ているので間違えて接着剤を違う小口に付けやすい。また、切断時多少ゆがんでも大丈夫なように接着材を付けるとことがわかりやすように色をあらかじめ付けておいた。

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