何も見ずに鳥を想像して描くのは難しいですが、描き方とそのバリエーションを知らせることで、誰もが描け、しかもその子なりのいろいろな姿の鳥ができる題材を考えてみました。描き方のプレゼンテーションファイルも掲載していますので、そちらもぜひご覧ください。
おしゃれな鳥の題材概要
【用具材料】
4つ切り画用紙(白)
イベントカラー(黒)・イベントカラー用カップ
説明ファイル(PDF版・Power Point版)
【制作手順-5時間】
1.鉛筆で鳥を描き、イベントカラーの黒で線描きする(2時間)
2.鳥を混色しながらいろいろな色と模様で彩色する(2時間)
3.周りに線や点の模様を描く(1時間)
【めあて】
・くちばしや目、翼などを工夫して、自分なりの鳥を描く。
・混色で色を作り、組み合わせや模様を工夫しながら彩色する。
【評価】
・鳥の姿や模様の種類、線の形などを工夫することができたか。
・豊かな色て彩色することができたか。
おしゃれな鳥の制作過程
鳥の描き方を知る
描き方の説明順に鉛筆で描いていく
同じ部位を描いても違った形ができる
鉛筆の線をイベントカラーでなぞる
筆は立て気味にしてゆっくりと動かす
混色して、色を作りながら塗る
模様で面をうめていく感じで
色を豊かに表現するためには、パレットの使い方が重要
周りは線や点の模様を描く
色と模様を工夫する
完成作品
完成作品
完成作品
完成作品
完成作品
おしゃれな鳥の詳細
・この題材では最初に鳥の描き方を説明している。本来は子ども達が自由に描けばいいのだが、どう描けばいいのか分からず何も描けない子もいる。特に鳥というとそうなる子も多い。そこで、パーツ毎に分け、バリエーションを交えながら描く方法をあらかじめ説明することで、誰でも鳥に見える形を描くことができるように考えた題材である。
・鳥の卵を描き、その卵からいきなりくちばしを出すことで、描き方にも面白さを感じられるようにした。
・最初に説明のファイルを一通り見た後、もう一度見ながら、パーツごとに画面を止めて、描いていくのが良いだろう。
・鳥を画用紙に鉛筆で薄く描いたら、イベントカラーの黒で線描きをする。筆を立て気味にして、ゆっくりと線を描くようにさせる。イベントカラー(アクリル絵の具)を使ったのは、彩色の際、黒がとけて、他の色を汚すのを防ぐためである。
・混色をしながら、鳥を模様と色で彩色する。隣り合っていなければ、同じ色は何か所か続けて塗るようにした方が、早くできる。
・混色は混ぜる前の色も使った方が鮮やかに塗れる。豊かな色の表現のためには、パレットの使い方が重要である。
・背景には、周りの様子を描いてもよいが、線や点の模様で表現するのもおすすめである。こうすると、背景が目立ち過ぎて、鳥が見にくくなるということはなくなる。
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