紙の帯にカッターナイフやはさみで切り込みを入れ、紙をねじると・・・。その形は想像力をかきたてて、未来の街の風景が見えてきました。紙帯の色をグループ分けしておくことで、柔らかい色の作品になります。

中学年立体作品-紙に窓を開けて「未来都市」

作品イメージ
【材料-費用約350円】
紙帯 54×6cm(四つ切りマーメード紙を6cm幅に裁断したもの12色-ひとり6~8枚になるように)
八つ切りマーメード紙 5色 ひとり1枚
2枚重ね段ボール紙 30×30cm ひとり1枚
綿、スパンコール、紙粘土、棒など
両面テープ、ボンド

【制作手順-12時間】
1.紙帯にカッターナイフで窓を開ける。三角や四角、自由に、など。
2.紙帯に切り込みを入れて折る
3.八つ切りマーメード紙を斜めに切って、紙帯とほぼ同じ幅に折って塔を作る。下にのりしろ部分を取る。
4.カッターナイフで塔に窓を開ける。
5.段ボールにローラーとアクリル絵の具で色をつける。
6.ボンドや両面テープを使って、段ボールに塔と紙帯を取り付ける。
7.スパンコールや綿などを使って飾り付ける。

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制作過程写真解説


紙帯、3色をひとまとまりとして、4グループ程度。

各グループの中から1色と白を加えた5色の8つ切り用紙。

紙帯に窓を開けたところ。 

切り込みを入れて、折るとおもしろい形に。

塔は上の部分を斜めに切って、紙帯の幅で折るとよい。

縦横で高さと巻きが違ってくる。

塔の部分にも窓をあける。折り線の上は切らないように

色を塗った段ボールに両面テープでとめる。

加工した紙帯も取り付けていく。

紙帯は、ねじったり巻いたりして取り付けるとおもしろい。

綿や粘土、スパンコールなどを使って飾り付ける。

完成間際の作品。

補足説明

・紙の色数は多い方がおもしろいが、自由に選ぶと、全員がカラフルになってごちゃごちゃした印象になる。そこで、紙帯をABCDの4グループに分け、それぞれ3色の類似色を用意して、常に同じグループの紙帯を使うようにした。塔の部分も、同じグループの色を選ぶことにしたが、無彩色の白を加えることで、選択範囲を少し広げた。
・ 紙帯にカッターナイフで窓を開けていくのは、根気のいる作業である。これを作品作りに入ってから行うと、完成を急いで、丁寧に作ることが難しい。そこで、部品を作る時間を最初に設定しておくと進度も調整できて授業がスムーズに行える。具体的には、「紙帯を変身させよう」というめあてで、2~4時間行う。「三角窓を開けて、トゲトゲの紙帯を作る課題」「四角い窓を開けてビルのようにする課題」「自由に窓を開けていく課題」という具合である。このときできた紙帯は、預かっておいて、未来都市作りの材料にする。
・紙にカッターナイフで窓を開ける際、切り取ってしまうと平面のままだが、一部を残して折り曲げると3次元的になる。
・段ボールに紙帯を取り付ける際は、片方を取り付け、まだ貼り付けていないもう片方をねじったり、巻いたりして工夫しながら取り付けさせる。
・作品の長期保存について-マーメード紙を使っていれば、紙の曲線は、窓や切り込みをよほど大きくしていないかぎり、数ヶ月たってもしっかりしている。ただ、日光に弱く、色あせしやすいので、日差しには注意を要する。

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