筆をゆっくり動かして、渦が広がるようにグルグルと描いていきました。渦の形は、三角でも四角でも、OK。そんな時は、カクカクと描きます。筆の扱いを慎重に行わないと隙間を空けた渦巻きは描けないので、絵筆の技能も高まります。
グルグルカクカク不思議な花の題材概要
【用具材料】
4つ切り画用紙
ポスターカラーマーカー
サインペン マーカー等
【制作手順-6時間】
1.絵の具のにじみを利用して画用紙に色を着ける。(1時間)
2.絵の具でグルグルした花やカクカクした花を描く。(2時間)
3.茎や葉を絵の具で描き、模様をポーターカラーマーカーで描く。(2時間)
4.周りの様子をサインペンやマーカーで描く。(1時間)
グルグルカクカク不思議な花の制作過程
まずは画用紙づくり
水をかけた画用紙に多めの水で溶いた絵の具をかける
絵の具がにじんで広がる
少し紙を揺らしてもおもしろい
別の色をかけると
紙の上で混ざって色の模様ができる
台所洗剤を溶かした水を霧吹きでかけると、絵の具が弾かれて模様ができる
紙が乾いたら中心から線を広げるように描く
すき間を別の色で塗る
できた花同士をつなぐ茎をかいたり
葉っぱをかいても面白い
細かい模様はマーカーや
サインペンを使って描く
完成作品
完成作品
グルグルカクカク不思議な花の詳細
・霧吹きの中には、台所用洗剤をかなり薄めた物を入れた。これをまだ乾いていない絵の具の水たまりに吹き付けると界面活性剤の働きで、 水がはじかれるように動き、模様ができる。かけすぎに注意する。
・描画はすべて下書きなしで行う。グルグルした線やカクカクした線で不思議な花を表現する題材である。
・1色または2色で花の形と内部を塗る。その時、形を描くときには、線をはっきりさせるため、黒を少し混ぜて描き、内部や線の横を塗るときには、線との対比が強くなるように白を混ぜるとおもしろい。
・花は、中心から描きはじめ、ある程度の大きさになったところで止めて、花びらに移る。
・花の中心は渦巻き状に1本の線で描く。渦巻きの形は、円でも四角でも三角でもかまわない。 花びらの形もどんな形でもかまわないが、花びら一枚に付き、1本の線で一筆描きのように描くことにした。
・ポスカとサインペンの使い分けは、濃い色の上に描くときにはポスカ、薄い色の上にはサインペンを使うと良い。 ポスカはアクリル系の不透明色なので、濃い色の上に使ってもきれいに発色する。ただ紙をこするように塗ると紙を傷めてしまうので、 塗りには適さない。そのため花に集まる生き物を描くときは、サインペンを使った。
・花の周りに集まる物は、蜂や蝶といった昆虫でもよいが、「ふしぎな花に集まるのだから、ふしぎな物が集まってきていいんだよ」というと発想が広がる。魚が集まれば、水の中にさく花に思えるし、宇宙人やUFOが集まれば、宇宙に咲く花になる。
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