「絵心のない先生が図工指導に向いている3つの理由」を動画で
「絵心のない先生が図工指導に向いている3つの理由」を動画で詳しく解説しています。ぜひ、ご覧ください。注)下の記事は動画の内容を抜粋したものです。
図工指導に絵心や美的センスは必要か?
絵心がないからどう教えていいかわからないとか、自分にセンスがないのに子どもに美的センスを教えられる訳がないと図工指導に苦手意識を持っておられる先生は意外に多いようです。
しかし、実際には、絵心と図工指導の上手い下手は関係ありません。むしろ、図工に苦手意識のある先生の方がむしろいい指導をされることもよくあります。そこでこのページでは、「絵心のない先生が図工指導に向いている理由」をお話したいと思います。
図工では描き方を教えない
図工は用具の使い方は指導しますが、描き方を教えず授業を行うのが理想です。では描き方を教えないでどうするのかというと描き方を考えさせるのです。
図工は創造的な資質能力を伸ばす教科です。ただ教えられたことをなぞるだけでは、創造的な力は身に付きません。なので、描き方を教えることが、逆に子どもの考える機会を奪ってしまうことがあります。
描き方を教えないなら、絵心がないことなんて関係ないですね。むしろ絵心がない方が、教えようとしないのでいい授業ができる可能性があります。
成功経験が成長の邪魔になる
人が成長しなくなる原因のひとつは、過去の成功経験に囚われてしまうことではないでしょうか。例えその時成功したとしても、いつまでもそれが続くわけではありません。なぜなら、時間とともにいろいろなことが変わっていくからです。
以前良かったことでも、今求められている図工教育から外れていては意味がありません。しかし、それが良いと信じている先生に方向転換していただくのは、とても大きなエネルギーが必要です。
絵心のない先生は成功経験がないかも知れませんが、過去に囚われる心配もありません。今、必要なことを白紙の状態からぐんぐん吸収していって頂けます。これが、絵心がない先生が図工指導に向いている2つ目の理由です。
指導に最も必要なものは図工に対する正しい知識
どんなことでも、誤った知識や考え方で物事に向かうと、失敗したり、無駄な努力を必要としたりします。しかし、方向性が間違っていないならば、大抵のことは何とかなります。そのために情報収集は大切です。
「どのような図工が今求められているのか?」「子どもの資質能力を伸ばす図工とはどういったものなのか」「具体的に何をどう指導すればいいのか」などといったことを知っておくことで、授業のねらいがぶれないで授業がやりやすくなります。図工の指導に絵心も職人技も必要ありません。でも、図工に関する正しい理解は必要です。
図工に苦手意識のある先生方は総じて熱心に図工の勉強をして頂けます。今、こうして情報収集して頂いているのが何よりの証拠です。それは、図工指導に向いているということでもあります。
いかがでしたでしょうか。図工に絵心も美的センスも不要です。絵心がないと思っておられる先生も自信を持って図工指導に臨んでくださいね。当サイト「図工人」では、そんな先生方のお役に立てる情報を提供していきますので、よろしくお願いします。
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