紙の厚み部分で接着する立体題材

紙の厚み部分で接着する立体題材 立体

 学期末や学期初めの時期に短時間で実践できる図画工作題材です。材料は、八つ切り色画用紙1枚ですので、準備も簡単です。紙の厚み部分で接着することで、台紙に立体的な模様を作っていく楽しい題材です。個人で制作できますが、できたものを集めて集合作品として展示しても見ごたえがあります。

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制作方法と指導の参考になるポイントを動画で解説

 実際に作品を作りながら動画でポイントを詳しく解説しています。ぜひご覧下さい。

題材について

【用具材料】
色画用紙(八つ切り 又は 16切り2枚) はさみ 木工ボンド

【活動時間-2時間 対象-3年4年】
1.紙帯の形を変えながら台紙に貼る(1.5時間)
2.鑑賞する(0.5時間)

【めあて】
紙帯の形を工夫しながら紙の厚み部分で接着し、立体的な模様を作ることを楽しむ。

【評価】
紙帯の形を工夫しながら紙の厚み部分で接着することができたか。
形と形の関係を考えながら、立体的な模様を工夫することができたか。

制作の様子

 今回の題材は紙の厚み部分に接着剤を付けて、紙を台紙に対して垂直に立てて接着することで、模様を作る題材です。

紙の厚み部分で接着する立体題材

 糊代を必要としないので、意図した形をそのまま作ることができますが、接着面が小さいので下左の写真のような形は倒れてしまうのが欠点です。そこで、この題材では倒れない形を作って、それを接着する方法を使います。

紙の厚み部分で接着する立体題材

 紙の厚みの部分に接着剤を付ける時、接着剤が付き過ぎないように気を付けます。容器を軽く押して、ノズルから少し出た接着剤をトントンと紙に押し付けるようにするといいでしょう。

紙の厚み部分で接着する立体題材

 同じ折り方でも、折る回数が変わると見た目がずいぶん変わります。巻き方や折り方の向きや大きさなどを工夫しながら、形と形の関係を考えて台紙に接着していきます。

紙の厚み部分で接着する立体題材

 完成しました。

紙の厚み部分で接着する立体題材

補足

 下に台紙と紙帯の準備に使える型紙をダウンロードできるようにしています。ですが、この大きさでなくても学習できますので、扱いやすい大きさでご準備ください。材料は、先生があらかじめ裁断機で切って準備されておくとスムーズだと思いますが、子ども自身がカッターナイフで切ることもできます。子ども自身が切る場合、材料準備の時間として0.5時間、制作に1.5時間の計2時間の扱いにして、鑑賞は制作中に適宜行う、作品展示後に行うなど柔軟に運用ください。

台紙 紙帯 準備用型紙

台紙紙帯準備プリント
台紙紙帯準備プリント

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