小学校4年生から学習することの多い彫刻刀ですが、彫り取るだけに使うと育成される技能も限られてしまいます。そこで、模様を彫ってみるというのはいかがでしょうか。ただ模様を教えるといっても何をどのように教えたらいいのかお困りになるかたもいらっしゃるかもしれません。そこで、彫刻刀用のワークシートを作ってみました。ワークシートでは、模様の彫り方を順に解説付きで説明していますので、印刷して配布するだけで子ども達がそれを見ながら学習ができると思います。
ワークシートの使い方
ワークシートに従って模様をひとつずつ練習していくのではなく、資料として配布して、やってみたい模様を子ども達が自由に選んで彫っていく使い方が良いと思います。また、ここで解説しているものを組み合わせたり、自分で考えたりして模様はいくらでも新しいものを作ることができます。自分で模様を考えられる子には、ワークシートにある模様以外もどんどん試させてあげて下さい。
また、学習した模様は、実際の木版画の作品に活かせるように、題材の設定をお願いします。模様を中心に題材を設定することも、作品の一部に模様を入れることも可能です。なお、発達段階に応じて模様の難易度を各自で変えられるので、図工の授業の対象学年は、4年生でも、5年生、6年生でも大丈夫です。
ところで、ワークシートは3枚構成になっていますが、必ず3枚使用しないといけない訳ではありません。必要なものを選択してご利用ください。
模様の彫り方を解説動画
ワークシートにある彫り方を動画で撮影して解説しています。ワークシートをお使いの際は、ぜひ合わせてご覧ください。
彫刻刀ワークシートA4版
下のリンクからワークシートを3枚まとめてダウンロードすることができます。
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