
絵の具 はさみ のり
4つ切り色画用紙(黒)
4つ切り画用紙(白)
ストロー スポイト スポンジ
【制作手順-8時間 対象-3年生】
1.画用紙に手の形をとり、彩色する。(2時間)
2.背景にスポンジと絵具で空の色を着ける(1時間)
3.ストローで吹いて木の枝を作り、幹を筆で描く(1時間)
4.手の形を切り取り、鳥にする(1時間)
5.くちばしや目、鳥の飾りを作る(1時間)
6.空をぬった画用紙に鳥を貼り、周りの様子を付け加える(2時間)
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・混色の方法を学習してから、それを使って描く題材である。同様の題材に、「カラフルなヘビ」がある。混色した色を確かめるには、白い画用紙が最適であるが、黒い線を残す為に黒の色画用紙を使った。・手の形をなぞってそこに色を塗るという活動を行い、その手の形を使って鳥を作るという2つの活動の入った題材である。
・グー(頭)、指をそろえて伸ばす形(からだ)をそれぞれ1つずつと、指を伸ばすパーや指を伸ばしてどこかの指の間を開けた形など手を広げた形(羽)を2つの計4つで1羽の鳥ができるので、4つの形をなぞらせる。色塗りが早くできた子は、もう1セットなぞって塗らせると2羽目ができる。
・手の中を塗るのは、混色の技法を使う。これ以前に「カラフルなヘビ」の絵の具の指導「1.2つの色の混色を学習する。(2時間)」を行っておくとよい。
・一色作って一か所塗るのではこの課題のように塗る面が多いと完成に時間がかかる。一色作ったら同じ色にしたい部分を数か所塗るように指導する。4つの手を同時に進行するとよい。
・背景が黒なので、白をまぜるときれいに発色するが、「赤+黄+白」のようになって、3色の混色となり初めての混色の学習には難しいかもしれない。もちろん白を使うと明るくなることを伝えても構わない。
・背景を塗る段階では手が鳥になることを伝えておく。その鳥が飛ぶ空をイメージして、スポンジでたたくようにして色を着ける。何も指導しないと青い空ばかりになるので、夕焼けの色や曇り空、夜空、オーロラなどイメージを広げておくといろいろな空ができる。
・木はスポイトで垂らした絵具をストローで吹き広げて枝にした。筆でそれを結んで木の幹にすることができる。
・鳥や周りの様子はすべて黒い色画用紙に描き、黒い部分を周りに残しながら切り取った。こうすると、黒い部分が輪郭となり絵が締まって見える。
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