絵の具
4つ切り画用紙(白)を縦横2cm切り落としたもの1枚
4つ切り雲華紙(うんかし) 1枚
8つ切り相当の彩色用和紙ひとり15枚程度
練版 霧吹き 食品トレイ 洗濯のり スプーン
金色紙
ティシュー
【制作手順-13時間 対象-5年生】
1.画用紙に色を流し、彩色する。(1時間)
2.和紙に色を着ける-1回目(1時間)
3.画用紙にティシューを貼る(1時間)
4.和紙に色を着ける-2回目(1時間)
5.和紙を色水に付け色を着ける(2時間)
6.乾いた和紙をまとめ、画用紙を雲画紙に貼る(1時間)
7.花を貼り絵で表現する(2時間)
7.鳥、風、月を貼り絵で表現する(2時間)
7.細かい模様や金紙を貼って仕上げる(2時間)
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。題を花鳥風月とすることで、花だけでなく鳥や周りのようすなどにも想像を広げやすくなった。・花鳥風月を言葉通りとらえて、花や鳥を作ってもよいが、もう少し発想を広げて、花は植物、鳥は動物、風は気象、月は天地を表ししているいうように教師がアドバイスすると個々の表現に広がりがでる。
・貼り絵をするために、重要なのは和紙の色数や模様の多さである。そこで、画用紙に色を着けたり、ティシューを貼ったりする活動と平行して、和紙に色を着ける活動を2時間続きの1時間ずつを使い2度行った。この時の和紙の彩色には、筆で塗る、スポンジでたたくように色を着ける、絵具を垂らすなど好きな技法を用いさせた。
・上記の方法では、枚数があまりできないので、練版に2色の絵具を出し、霧吹きで水を加えて、色水にして、適度に混ぜたところで、和紙を練版に漬けるという方法をおこなった。この方法は、たくさんの枚数の和紙を染めることができるが、問題は濡れた和紙の保管方法である。班ごとに画板の上に1枚の新聞紙を敷いて、できた和紙はその上にのせることにする。2枚ほどしか置けないので、その新聞紙の上に新しい新聞紙を敷き、和紙をのせるということを繰り返していく。ある程度の厚みになったら、画板ごと乾燥棚に入れると、場所もとらず和紙も破れにくい。
・練版の上に出す絵具は、各自が持っている水彩絵の具である。アクリル絵の具でもそまるが、新聞にはさむと乾いたとき、紙と新聞がくっつき取れなくなる。
・貼り絵の活動の最初、8つ折りにして、好きな形に切り、それを放射状に貼ることで、花を表現した。慣れてくれば、8つ折りにしないで自由に表現するとよい。
・のりは食品トレイの上に洗濯のりを出し、その中に裏面を入れてのりをつけるようにすると早い。ところで、のりは翌週までそのままにはできないので、トレイに残ったのりは、捨てることが多い。そこで、大量にトレイにのりを出させないために、スプーン1杯を入れるなどと、決めておくと無駄が少なくなる。
・和紙を使うことと、花鳥風月という題であることから、より日本的にするために、画用紙にティシューを貼り、その画用紙は雲華紙(うんかし)に貼った。雲華紙を四つ切にしたので、画用紙はあらかじめ四つ切より少し小さくした。
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